記者会見する国連のグテレス事務総長=10日、米ニューヨークの国連本部(共同)
【ニューヨーク共同】国連は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、10日午後8時以降、米ニューヨークにある国連本部への部外者の入場を原則禁止し、内部見学ツアーを当面取りやめることを決めた。ドゥジャリク事務総長報道官が10日、声明で明らかにした。
国連事務局に出勤する職員の数を減らすことも決定。10日午前の時点でニューヨークの国連職員に感染者は確認されていないが「職員の健康と安全は最も優先すべき問題だ」としている。
グテレス事務総長は記者会見で「極めて重要な措置だ。予防的な措置であり、何かあれば封じ込める」と強調した。