中朝首脳、6年ぶり会談 「戦略的意思疎通を強化」

2025/09/04 18:11
 中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信=共同)
 中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮通信=共同)
 【北京共同】中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は4日、北京で会談した。中国国営通信新華社が報じた。習氏は両国の「ハイレベル交流と戦略的な意思疎通を強化させたい」と表明。金氏も「中国と各レベルで交流を密接にし、経済貿易協力を深化させたい」と応じ、連携強化で一致した。

 中朝両国はトランプ米政権をにらみ、冷え込んでいた関係の修復に乗り出した。両首脳の会談は習氏が訪朝した2019年6月以来、約6年ぶり。

 ロシアのウクライナ侵攻後、北朝鮮はロシアとの関係強化に傾倒。中国はこうした動きに不満を抱いていたとされる。

 金氏は約6年半ぶりに訪中。米朝首脳の対話再開に意欲を示すトランプ大統領を見据え、ロシアだけでなく中国との連携も確認し、中ロ両国に「後ろ盾」としての役割を期待したい思惑があるとみられる。

「主要」ニュース(最新15件) >

日間ランキング >