石破首相が辞任の意向を固めたことを伝える号外を受け取る女性=7日午後5時19分、JR鳥取駅前
石破茂首相の退陣意向の表明を受け、地元・鳥取県からは「努力をたたえたい」とねぎらう声が上がった。参院選で掲げた現金給付などの政策が実現しておらず「力不足」と落胆する人もいた。
石破氏と同じ中学に通っていた医師渡辺憲さん(70)は、当時生徒会長を務めた首相の姿を思い出し「責任を持ち最後まで職責を全うする姿は変わっていない。地元として努力をたたえたい」とねぎらった。
鳥取市の会社員三谷善男さん(79)は「応援していた。もう少し頑張ってほしかった」と話した。
鳥取市のタクシー運転手吉田修一さん(44)は「現金2万円給付などが実現できていない。続けてほしかったが力不足だったのでは」と語った。