育児と両立へ働き方選択制 10月に企業義務付け

2025/09/26 17:18
 10月から始まる仕事と育児の両立支援
 10月から始まる仕事と育児の両立支援
 育児と仕事の両立支援を強化する改正育児・介護休業法が10月に全面施行される。3歳から小学校入学前の子どもがいる従業員がテレワークや時差出勤など複数の選択肢から働き方を選べる制度の導入を企業に義務付ける。0~2歳と比べ3歳以降の子育て支援が手薄なことが背景にあり、柔軟に働けるよう後押しする。

 企業は(1)始業時刻の変更など時差出勤(2)月10日以上のテレワーク(3)保育施設の設置運営(4)年10日以上の養育両立支援休暇の付与(5)原則1日6時間の短時間勤務制度―の五つの選択肢から二つ以上の働き方を導入。従業員はその中から選択する。

 働き方の選択制は、従業員の子どもが3歳になる前に周知して、利用の意向を確認することも企業の義務とした。

 また、安心して働いてもらえるよう、妊娠や出産を申し出た時だけではなく、子どもが3歳になる前にも、企業は従業員から勤務地や勤務時間帯などの希望を聞き取り、業務量や配置などに配慮する必要がある。

 現在の両立支援では、0~2歳の子どもがいる従業員には手厚い。

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