国会召集までの結論困難との見方 維新幹部、自民と連立協議巡り

2025/10/05 11:06
 国会議事堂
 国会議事堂
 日本維新の会の藤田文武共同代表は5日のフジテレビ番組で、自民党の高市早苗総裁側から連立協議の打診があった場合でも、臨時国会召集までに結論を得るのは困難だとの見方を示した。「相当短い期間だ。さまざまなところを詰めていくのは実務上、難易度が高い」と述べた。臨時国会では、首相指名選挙が行われる。

 短期的には経済対策や政治改革が喫緊の課題となるが、長期的には憲法や安全保障、エネルギーといった分野で共通の価値観を持てるかどうかが重要だと指摘。「価値観が合わないと一蓮托生の存在になることはなかなかできない」と強調した。

 国民民主党の古川元久国対委員長は同じ番組で、高市氏が総裁選で訴えた経済対策は近いとして「(国民が唱える)手取りを増やす政策を実現できるチャンスだ」と歓迎。ただ「連立には基本政策の協議など丁寧なプロセスが必要だ」と力説し、「年収の壁」の引き上げを含めた自民の対応を見極める考えを示した。

「主要」ニュース(最新15件) >

日間ランキング >