押収された指定薬物「エトミデート」=10日午前、門司税関大分税関支署
九州厚生局麻薬取締部と大分県警は10日までに、指定薬物「エトミデート」を密輸したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで、中国籍の男3人を逮捕した。同薬物は5月に厚生労働省令で指定薬物に追加され、密輸容疑での逮捕は全国初。沖縄県では所持容疑での摘発が相次いでいた。
3人は千葉県船橋市の無職王晨博容疑者(24)、埼玉県川口市の無職范家キ容疑者(28)らで8~9月に逮捕され、既に起訴されている。逮捕容疑は7月15日、何者かと共謀し、シンガポール・チャンギ国際空港発の航空機からエトミデート約100グラム入りの貨物を成田空港で搬出させ輸入した疑い。