国内5火山を重点評価へ 霧島山など、政府調査委

2025/10/10 19:11
 政府・火山調査委が選んだ重点評価対象
 政府・火山調査委が選んだ重点評価対象
 政府の火山調査委員会は10日、国内111活火山の現状評価を取りまとめ、今後重点的に評価していく火山として、雌阿寒岳(北海道)や霧島山(宮崎、鹿児島両県)など5火山を選んだ。重点評価は、直近1年間に噴火した火山や、活動に変化があり推移の評価が必要な火山などが対象になる。

 雌阿寒岳は9月に、霧島山の新燃岳は6月から噴火している。他に重点的に評価していくのは、十和田(青森、秋田両県)、草津白根山(群馬県)、三宅島(東京都)。年明けの次回会合に向けて研究データの拡充を進め、将来的に想定される噴火の規模や活動推移などを詳しく評価する。

 昨年は岩手山(岩手県)や焼岳(長野、岐阜両県)、桜島(鹿児島県)など8火山が重点評価の対象となり、今年2月に「現時点では大規模噴火へと直ちに移行する兆候は認められない」(桜島)などの評価が取りまとめられた。

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