自民党の高市総裁との会談に向かう立憲民主党の野田代表=15日午後、国会
立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党首が15日、石破茂首相の後任を選ぶ首相指名選挙に関し、国会内で会談する。立民は候補統一への協力を呼びかける構え。国民は憲法や原発、安全保障政策の一致を要求しており、折り合えるかが焦点だ。一方、自民党は野党の連携阻止を狙い、立民、維新、国民と党首会談を開催。与野党の多数派工作が活発化した。
政府は衆参両院の議院運営委員会理事会で、臨時国会の召集を21日とする日程を伝達。同日中に首相指名選挙を実施するかどうかは引き続き協議する。
立民、維新、国民の衆院会派がまとまれば計210議席となる。自民会派は196にとどまるため、首相指名選挙で3野党が一本化できれば政権交代の可能性がある。立民の野田佳彦代表は、国民の玉木雄一郎代表への投票も選択肢だとして連携を求めている。
これとは別に、自民の高市早苗総裁は野田氏と会談した。その後、玉木氏、維新の吉村洋文代表と個別に会談する。国会運営などでの協力を求めるとみられる。