維新「議員定数削減は絶対条件」 首相指名21日実施で合意

2025/10/17 09:25
 日本維新の会の吉村洋文代表=9月30日、大阪市中央区
 日本維新の会の吉村洋文代表=9月30日、大阪市中央区
 日本維新の会の吉村洋文代表は17日のフジテレビ番組で、自民党との連立政権樹立に向けた政策協議を巡り、年内の国会議員定数削減を明記する形で合意できなければ連立は組まない方針を明言した。「定数削減は連立の絶対条件だ」と述べた。比例代表の定数減が念頭にあると示唆した。両党は17日午後、16日に続いて政策協議に臨む。自民、立憲民主両党は首相指名選挙について、21日に実施する日程で大筋合意した。

 立民の野田佳彦代表は記者会見で「政治資金の問題をうやむやにして定数削減に進むのは順番が間違っている」と批判した。

 吉村氏は、臨時国会で定数を1割削減するとした維新の方針に関し「『あほか』と思われるが、それくらいしないと政治のエネルギーは生まれない」と主張。「副首都」構想と社会保障改革の実現に不可欠だとした上で、自民の高市早苗総裁に「政治決断を迫る」と強調した。維新は衆参両院で1割削減を主張している。自民の逢沢一郎選挙制度調査会長はXで「地方の定数がさらに少なくなる。いきなり定数削減は論外だ」と反発した。

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