北海道十勝地方の浦幌町で、北西の空に見られた「レモン彗星」。２１日に約１３００年ぶりに地球に最接近する＝１９日午後６時４６分（１０秒露光、赤道儀使用）
レモン彗星、観察好機に １３００年ぶり地球最接近
2025/10/20 14:31
１０月１９日午後５時半から７時ごろ、快晴となった北海道十勝地方の浦幌町で北西の空にレンズを向けると、北斗七星の近くに彗星がはっきり確認できた。
彗星は１月に米アリゾナ州のレモン山天文台で発見されたことにちなんで命名された。細長い楕円軌道で太陽を回っており、前回の接近は約１３００年前と推定される。次回は約１１００年後。
特に１０月２３日から１１月２日までは日の入り１時間後の高度が比較的高く、観察しやすい。市街地から離れ、澄んだ空なら肉眼でもぼんやり見える可能性がある。双眼鏡や望遠鏡を使えばより見つけやすいという。
