アスクルの株主総会の会場を示すボード=2019年
サイバー攻撃によるシステム障害が発生した通販大手アスクルは21日、商品の受注、出荷を引き続き停止した。復旧のめどは立っていない。システムの復旧作業を急いでいるほか、個人情報や社内データが外部に流出したかどうか調査を進めている。
アスクルは19日午前、「ランサムウエア」と呼ばれるコンピューターウイルスの感染を検知。事務用品や医療器具、工具などを扱う法人向けサービスの「アスクル」、個人向けに日用品や食品を幅広くそろえる「ロハコ」などでの受注、出荷が止まった。
アスクルの物流子会社にもサイバー攻撃の影響が及び、業務を委託していた良品計画の「無印良品」などもインターネットストアの販売を引き続き停止している。