本人史上最多NGシーンを告白した福山雅治 (C)ORICON NewS inc.
映画『ブラック・ショーマン』(きょう12日公開)初日舞台あいさつが12日、都内で行われ、主演の福山雅治(56)、共演の有村架純(32)、岡崎紗絵(29)、伊藤淳史(41)、生瀬勝久(64)、メガホンをとった田中亮監督(46)が登壇。福山が自身の俳優人生史上最多NGシーンを告白した。
【集合ショット】「イッツショータイム!」指パッチンする豪華キャスト陣
東野圭吾氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史の姪・神尾真世役を有村が演じる。
本作のため、福山が実際にマジックを習得。生瀬はマジックのシーンで共演したとし、練習のエピソードを披露した。マジック”される側”として練習に参加した生瀬だったが、「マジックのために2時間ですよ!?」と不満を吐露。本番でも実際に福山によるカードピックというマジックが披露されたそうだが、「観終わって、これ映画ですよね?CGでどうにかなったんじゃ?」とぼやいた。
福山は「感動のドミノ倒しの1枚になりたい」とマジックへの思いを明かした。「それを生み出すためには、やっぱり生瀬さんと僕で、初日の撮影でスタッフの皆さん、キャストの皆さんもそうだし、本当にやってるんだって(思ってもらう)」と長時間の撮影にも意味があると説明。
また福山は、ジッポの火が消えたりついたりするマジックについては、「あれは僕のキャリア史上最もNGが出たシーンでした」と告白。続けて「そのときも生瀬さんがすてきなこと言った」とニヤリ。「『回を重ねるごとに僕のせりふもなめらかになりますから、何回もやりましょう』って」と、NGを重ねてしまう福山に対してかけた生瀬の言葉を明かし、「これが大俳優の矜持ですよ」と称賛した。
この称賛に、なぜか生瀬は伊藤の方を向いて拍手しあい、照れ隠し。その様子に会場から笑いが起こっていた。