映画『俺ではない炎上』炎上体験イベント(左から)阿部寛、藤原大祐 (C)ORICON NewS inc.
俳優の阿部寛、藤原大祐、浜野謙太、筒井竜平プロデューサーが15日、東京・日本大学芸術学部 江古田キャンパスで行われた 映画『俺ではない炎上』炎上体験イベントに登場した。イベントでは、阿部と藤原の意外な共通点が明らかとなった。
【集合ショット】 阿部寛・浜野謙太・藤原大祐らが大学生と交流
大学生たちが集まった同イベント。質問コーナーで「学生時代にやっていて、演技に生かされていること」と聞かれた藤原は「学生時代というか、ずっと趣味でやっていたことが(演技に)生きているなと思うことがあって。人間観察です」と明かす。
続けて、遊園地へ行く際には「アトラクションに乗らずに入口に一番近いカフェで一日過ごすんです。入っていく人のうれしそうな顔を見るのが好き」と藤原が話すと、阿部がまさかの「分かる!」と共感。「日本だと気づかれるから人のこと見れないんですけど、いま海外で撮影していて誰も気づかないから、ずっと人を見て、あのおじさん何で笑っているんだろうと気になる(笑)」と打ち明けた。
さらに藤原が「街中でも、人が何のために走っているのかとか、何のスポーツをしていたのかとかを分析するのが好き」と言うと、阿部は「俺とおんなじだな!」と再び強く共感。「若い頃は本当にそうでした!」と声を弾ませ、意外なところで共通点が明らかとなった。
本作は、第36回山本周五郎賞の候補にもなった浅倉秋成氏による同名小説(双葉文庫)が原作。大手ハウスメーカーの営業部長・山縣泰介が、ある日突然、SNS上で“殺人事件の犯人”として個人情報を晒され、炎上の渦に巻き込まれていく。
事の発端は、泰介のものと思われるSNSアカウントから、女子大生の遺体画像が拡散されたこと。まったく身に覚えのない投稿によって殺人犯に仕立て上げられた泰介は、家族も仕事も守ろうと必死に無実を訴えるが、ネットは瞬く間に“炎上”状態に。匿名の群衆が個人情報を暴き、日本中から追われる逃亡生活が始まる。