『そこから先は地獄』に出演する豊田裕大(C)日本テレビ
俳優の井桁弘恵が主演を務める、日本テレビ系火曜プラチナイト枠ドラマDEEP『そこから先は地獄』(10月7日スタート、毎週火曜 深0:24~深0:54)の追加キャストが16日、発表された。豊田裕大、落合モトキ、奈月セナ、小久保寿人、山崎紘菜が出演する。
【写真】複雑な関係性を表現…麗しいメインビジュアル
今作は、モラハラ・不妊・妻からのDVといった現代的な家庭問題を題材にした愛憎劇。愛と欲望、共依存と裏切りが絡み合い、地獄のような関係性へと堕ちていく。井桁は、生命保険会社勤務の矢嶌莉沙(29)を演じる。大手不動産会社勤務の夫と結婚して3年、都内のマンションで2人暮らしをし、互いに仕事も順調で生活は安定している。折り畳み傘を常に持ち歩く優等生タイプ。30代を目前に妊活を開始するが、いまだ成果なし。夫との関係は義務的な妊活のせいでギクシャクし、莉沙は少し不安を感じている。
豊田は、パーソナルジムを経営する美しい男・城内涼を演じる。妻からのDVに苦しみ、莉沙に救いを求めて恋愛関係になるが、人には言えない秘密をもつ。落合は、莉沙の夫で義務的な妊活に満足できず、既婚者マッチングアプリに手を出し、そのことが莉沙にバレてしまう矢嶌高久を演じる。
奈月は、不妊治療に悩み、夫からはモラハラを受けている進藤奏子、小久保は、妻である奏子の美しい外見を愛しているが、日常的にモラハラを行っている美容整形外科医・進藤将也、山崎は、物語の鍵を握る、Web小説家として成功し、夫・涼への愛情を暴力でしか表現できない城内凪子を演じる。
【コメント全文】
■豊田裕大(城内涼役)
――この作品のオファーを受けた時の気持ちは。
「地獄」という言葉を普段あまり目にしないので驚きつつも、日常の裏側に潜み、しかし確実に現代に起こっているであろう問題を、細かい所から大きい所まで描いているので、台本を読みながら、スリリングな内容に、思わず体に力が入ってしまいました。
――城内涼役への思い、役の見どころは。
自分自身でも自分の事がよく分かっていない、つかみ所のない、蜃気楼のような、大人のような子どものような涼としなやかに撮影を共にしていきたいと思っています。1度見たら、頭から離れられなくなるような存在感が出せるように共演者スタッフの皆さんと丁寧に城内涼という役を作り上げていきたいと思います。
――視聴者へのメッセージ。
皆さん、初めまして。城内涼を演じます、豊田です。『そこから先は地獄』というタイトルにあるように日常に潜む地獄をいろいろな目線で楽しめるドラマになっていると思います。ときに共感しながら、また、批判しながら楽しんでいただけたら幸いです。
■落合モトキ(矢嶌高久役)
――この作品のオファーを受けた時の気持ちは。
自分もこのような役を演じられる年齢になったのかと。このドロドロ恋愛劇を共演者の方々と楽しめたらと思いました。
――矢嶌高久役への思い、役の見どころは。
井桁さん演じる矢嶌莉沙の夫役。悪気はないんだけど、どこかで人をなめている、夫婦関係に刺激を求めている男。妻の莉沙との関係はどちらに向かうのか。展開が楽しみです。
――視聴者へのメッセージ。
視聴者の皆さまに満足していただけるよう、歴代のDEEP作品に引けを取らない作品になるように頑張ります!ぜひお楽しみに。
■奈月セナ(進藤奏子役)
――この作品のオファーを受けた時の気持ちは。
初めて脚本を読んだとき、ドロドロした空気感の中に人物それぞれの葛藤と人間らしさを感じ、この揺れ動く感情をどう表現できるか挑戦したいと思いました。
――進藤奏子役への思い、役の見どころは。
奔放で大胆な行動をするけれど、内面はとても素直でかわいい一面もある女性です。最後まで彼女に寄り添って演じたい女性です。
――視聴者へのメッセージ。
ドロドロな展開やハラハラする人間関係も多く、最後まで目が離せない作品になると思います!ぜひ楽しみにご覧ください。
■小久保寿人(進藤将也役)
――この作品のオファーを受けた時の気持ちは。
菅原監督が企画から立ち上げた大切な作品に、こうして参加できることが何よりうれしく思います。気心知れた優秀なスタッフ陣と共に、最高にDEEPな作品をお届けできるよう全力で挑みたいと思っています。
――進藤将也役への思い、役の見どころは。
モラハラが前面に出た、感じの悪いキャラクターですが、何かがきっかけでそうなったのか。はたまた生まれ持った性格なのか。いろいろな側面から役を捉えて多面性をもって演じていけたらと思っております。
――視聴者へのメッセージ。
撮影はまだこれからですが、『そこから先は地獄』というタイトル通り、分かっていても突き進んでしまう人間の愚かさや愛と欲望の怖さ。そういったドラマDEEPだからこそできる超濃厚で良質な作品をお届けできるよう、キャスト&スタッフ一丸となって撮影に励んで参ります。楽しみに待っていてください!
■山崎紘菜(城内凪子役)
――この作品のオファーを受けた時の気持ちは。
いたずらにDVなどの繊細な問題を扱ってしまうのは嫌だったので、「きちんと精査したいから台本を全部読んでから判断したい」とわがままを言ってしまいました。それにスタッフの方々が真摯に応えてくださったことと、台本を読んでみると小説みたいな展開が面白かったので、素直に挑戦したいと思いました。
――城内凪子役への思い、役の見どころは。
凪子の気持ちや感情は本当に複雑で、こんなに共感が難しい役どころは初めてだと思います。ですが、彼女の見ている景色をたどっていくと、自分が今まで持っていなかった価値観や新しい視点を与えてくれるので、向き合うのがとても楽しいです。撮影に入るまでに一番の理解者になれるように頑張ります。
――視聴者へのメッセージ。
「普通」という価値観に苦しんでいる人たちの物語だと思います。作中いろいろなことが起こりますが、「普通」という言葉に苦しんでいる人がたくさんいるんだよ、ということが伝わればいいなと思いますし、個人的には「他の人の普通になる必要なんてないよ」というメッセージを送りたいです。