ファンからの感想にリアクションした高橋李依 (C)ORICON NewS inc.
声優の高橋李依が19日、都内で行われた劇場長編アニメ『ひゃくえむ。』(きょう全国公開)の公開初日舞台あいさつに登壇。ファンからの感想にリアクションした。
【写真】めっちゃ嬉しそう!スクリーンに写ったメッセージを眺める松坂桃李&染谷将太
この日は高橋のほか、松坂桃李、染谷将太、笠間淳、岩井澤健治監督が登壇。ベージュのミニワンピースに黒いジャケット、白いハイソックスのコーディネートで登場した高橋は、冒頭のあいさつで「アニメーションとしても、こういう作品に出会えてよかったなって思っていただけると思います」と本作への自信をにじませた。
イベントでは、スクリーン一面にファンからの感想が映し出され、それを見ながらトーク。それぞれ「陸上の知識がなくてもおもしろかった」「想像を軽々と超えてくる」「10秒という刹那に人生をかける男たちの姿が本当にカッコよかった」などという絶賛の嵐に声をはずませ語り合う中、高橋は「声優がよすぎるから、余計に心に響く。すべてのキャラが声優合いすぎて自分は実写観てるのかと思った笑」という感想をピックアップ。
「声にも触れていただいているのがうれしい」と率直に語り、「人相と声がぴったりだなと思いました。顔の表情には人生が詰まっていると思うんですけど、それに説得力を加えるようなお声をしているので、その人の過去が描かれずとも、高校時代のメンバーもそうだし、人生がにじんてくる」と作品の感想を自ら熱弁した。
高橋の言葉に会場が感心するなか、ハッとしたように「あっ!じ、自分で褒めちゃったみたい!すみません!」と恥ずかしそうに声をあげ、会場の笑いをさらった高橋。「ぴったりだったなって言ってもらえるのはうれしいですね」と茶目っけたっぷりにまとめていた。
同作は、『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊氏の連載デビュー作が原作。陸上競技の世界で、「100メートル」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた物語。「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。
MCは、TBSの赤荻歩アナウンサーが務めた。