劇場用実写映画『秒速5センチメートル』特別試写会(左から)白山乃愛、松村北斗、上田悠斗、奥山由之監督 (C)ORICON NewS inc.
SixTONESの松村北斗(30)、俳優の上田悠斗(11)、白山乃愛(13)が27日、奥山由之監督とともに、大阪市内で行われた劇場用実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日公開)の特別試写会に登壇した。
【写真】『秒速5センチメートル』大阪にサプライズ登場した松村北斗
新海誠監督の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を実写化。松村にとって初の単独主演映画となった同作を、関西ではこの日初お披露目。松村はサプライズ参加となり、米津玄師の主題歌「1991」に乗せてステージに現れ、大阪のファンを沸かせた。
「第30回釜山国際映画祭」オープンシネマ部門で上映され、松村と奥山監督は帰国したばかり。現地では、「映画の殿堂」の野外スクリーンに約3800人が駆けつけ、大きな拍手に包まれた。
松村は「(喝采の中心に)自分がいるという、なんだろうな、うまく飲みきれない状況」の感情を吐露。そこに「奥山さんががっちり握手して、ガッとハグをしてくれたときに、この拍手がちゃんと作品に向けられたものなんだなと、スッと入ってきて。もう一回あらためてまわりを見て。その、お客さんの熱気が、かなり忘れられない」としみじみ。
また、「秒速で時間がたってしまうほどハマっていること」のトークでは、松村は「一生懸命しゃべりたいことをしゃべっていると、時間ってあっという間だと思う」と語り、釜山でも「舞台あいさつとかで熱気をもらって、『秒速』チームとかと食事をして、知り合いの監督さんとかといると、気づいたらあっというまに(深夜)2時半とかになっていた」と明かした。
そして、実写映画としての『秒速5センチメートル』に自信。松村は「物語自体も楽しめるものではあると思うけれど、違う人間が1つのキャラクターを演じて、つなげていく。そこをかなり奥山さんが、かなり効果的に使っている」とアピールした。
東京の小学校で出会った遠野貴樹(松村)と篠原明里(高畑充希)の18年間にわたる感動ストーリー。心を交わした2人は、異なる人生を歩み、雪の桜の木の下で交わした「2009年3月26日、またここで会おう」という約束の日が近づいてくる。貴樹の幼少期を上田、明里の幼少期を白山が演じる。