明石家さんま、憧れの山田洋次監督作品に“声”で初出演「徹底的にやられるとは(笑)」

2025/09/30 07:00
『TOKYOタクシー』メイキング写真(左から)明石家さんま、山田洋次監督、木村拓哉(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
『TOKYOタクシー』メイキング写真(左から)明石家さんま、山田洋次監督、木村拓哉(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
 山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』(11月21日公開)に、お笑いタレント・明石家さんまが“声の出演”を果たすことが明らかになった。さんまが演じるのは、木村拓哉演じるタクシー運転手・宇佐美浩二の仕事仲間・佐田。倍賞千恵子演じるマダム・高野すみれと浩二を引き合わせるきっかけとなる重要な役どころで、電話の声だけで陽気でコミカルな人物像を想像させる、まさにさんまにしかできない役回りとなっている。

【動画】明石家さんまメイキング&クランクアップコメント映像

 本作は、85歳のマダム・すみれとタクシー運転手・浩二が過ごす“たった1日の旅”を描く。娘の進学資金や車検代、借家の更新料など現実的な問題に頭を抱える浩二のもとに、仲間の佐田から電話が入る。ある女性からの依頼を代わりに引き受けてほしい――そこから物語が動き出す。

 オファーを受けた心境について、さんまは「木村さん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で、何も考えず二つ返事でOKしました」とコメント。憧れの山田作品への参加に迷いはなかったという。

 長年の友人でもある木村との共演については、「何度も共演はしていますが、今回は監督が山田洋次さんなのでちょっと緊張しました」と振り返る。さらに、「徹底的にこだわる方だと聞いていましたが、まさか私が(監督に)徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)」とユーモアを交えつつ、山田組ならではの厳しくも温かい演出を受けたことを明かした。

 収録はアフレコではなく、実際の撮影現場で木村と掛け合いながら行われた。合間には談笑する姿も見られ、芝居でも抜群の息の合い方を見せている。その様子を収めたメイキング映像と写真も公開されている。

 メイキング映像では、憧れだった山田監督から演出を受け、緊張しながらも真剣な表情で演技に挑むさんまの様子や、別室で木村と掛け合いの芝居をする様子が収められている。

 映像には、緊張しながらも真剣に演技に挑むさんまの姿や、山田監督から「もう少し関西弁を抑えてほしい」と要望を受け、「なぜ俺を起用してくれたんや?(笑)」とツッコみを入れつつ応える姿が映し出されている。すぐに監督の意図を理解して演技に反映させるプロフェッショナルな姿勢も垣間見える。

 公開された写真では、クランクアップしたさんまと木村が笑顔の山田監督を囲み、映画界とお笑い界を代表する国民的スター3人が並ぶ豪華な1枚となっている。

■明石家さんまクランクアップ時の一問一答

Q:出演のお話しがきた時のお気持ちを聞かせてください
A:木村くん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました。

Q:声のご出演になりましたが木村さんとのご共演はいかがでしたか?
A:何度も共演はしているんですが、今回は監督が山田洋次さんなのでちょっと緊張しました。僕、声の出演なんです。顔は映ってないんですけどね(笑)

Q:監督の演出はいかがでしたか?
A:厳しかったです。徹底的にこだわる方と聞いていたんですが、まさか(監督に)私が徹底的にやられるとは思いませんでした(笑)

Q:『TOKYOタクシー』を楽しみにされている方へメッセージをお願いします
A:TOKYOタクシー面白いです!まだ(撮影は)2シーン目なんですけどね(笑)。(スタッフの皆さん)がんばってください!

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