SIAM SHADE・淳士、メンバー間の訴訟騒動に対してコメント
ロックバンド・SIAM SHADEのギタリスト・DAITAが9月30日、公式サイトを通じて、メンバーの4人に対して、自身が作曲した38曲の楽曲使用差止等請求を提訴したことを報告した。これを受け、同バンドのドラマー・淳士が10月2日、インスタグラムで現在の心境をつづった。
【写真】SIAM SHADE・淳士、メンバー間の訴訟騒動に対するインスタ投稿【全文】
DAITAはメンバー4人に対し、「私が作曲した38曲の楽曲使用差止等請求を提訴いたしました」と報告。訴訟に至った背景として、過去に4人からライブやグッズの売上金、東日本大震災の復興支援金を巡る訴訟を起こされたことに加え、ボーカルの栄喜が「SIAM SHADE」の商標を無断で申請していたことなどを挙げた。
そのうえで、「こうした行為は、SIAM SHADEの存在、メンバーを冒涜する象徴的な行為だと感じました」「私は『本訴訟』を提訴する覚悟を決めました」と経緯を明かし、「現在もSIAM SHADEメンバーの一人であり、その熱い想いは永遠に変わることはありません」とファンに向けてメッセージを発信した。
10月2日には、淳士がインスタグラムを更新し、「各種メディアで報道されている通り、メンバー間でのトラブルにより、ファンの方々にはご心配をお掛けして大変心苦しく思っております」と投稿。「現在、新聞社や雑誌、ブログなどにおいて、様々な憶測や考えが飛び交っています。今はまだ、突然のことで困惑しており、整理ができていないため、よきタイミングにて、事実と私たち4人の考えについて、正しく、誠実にご説明出来たらと考えています」と記した。
さらに、「ファンを裏切るという行為は絶対に無いという事。今も変わらずついてきてくれているファンのために、信念を変えずに行動しております」と強調し、「今すべきことは、ずっと待っていてくださったみんなの為に、来て良かったと思えるライブを全力でやり遂げることだと思っています」と伝えた。
SIAM SHADEは1995年にメジャーデビュー。1997年にリリースされた「1/3の純情な感情」は、アニメ『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー』のエンディングテーマとして大ヒットを記録した。バンドは2002年に解散し、その後2007年に日本武道館で再結成ライブを開催している。
昨年には、栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士が2019年にDAITAに対して訴訟を提起していたことが報告され、和解により円満に解決したとされていた。
10月13日には、ロックバンド・SOPHIAと栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士によるコラボレーションユニット“SIAM SOPHIA”が、東京・TOYOTA ARENA TOKYOにてライブを開催する。淳士は、11月8日、9日に予定されている音楽フェス『LUNATIC FEST. 2025』に、闘病中のLUNA SEA・真矢の代役として出演することも発表されている。