藤山直美が丁稚の三太郎役、京都で“泣き笑い”の名作披露へ 『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』

2025/10/03 18:39
『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』取材会に出席した藤山直美
『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』取材会に出席した藤山直美
 『南座錦秋公演 松竹上方喜劇まつり』の取材会が、10月1日に行われ、藤山直美、林与一、三林京子が意気込みを語った。

【写真】秋の京都を飾る 和装の藤山直美、林与一、三林京子

 同公園は、実力派俳優陣が顔をそろえ、錦秋の京都をにぎやかす泣き笑いの名作喜劇2本立て。家族愛にあふれた笑いあり涙ありの人情喜劇『一姫二太郎三かぼちゃ』、お祭りの寄付金を巡って波乱が巻き起こる『お祭り提灯』を届ける。

■藤山直美
「『一姫二太郎三かぼちゃ』は大好きなお芝居です。親の世話をする側・される側、目を背ける側、いろんな立場で共感できますので、まさに今の時代だからこそ、皆さまに見ていただきたい作品です。また『お祭り提灯』で丁稚の三太郎を演じるのは14年ぶりですが、この役は『無』になる役。子役を演じていた頃に気持ちを戻すように、喜劇ならではの、品のいい遊び心を出せたらと思います」

■林与一
「83歳になっても舞台に出られるということがありがたいです。健康に気を付けながら、最後までやり切れるように頑張ります。今回の公演では、こんな夫婦や家族、兄弟がいたらいいなと思わせる人間模様の面白さを見ていただきたい。どちらの演目も初役で勤めますので、同じ役を演じてきた先輩方とはまた違うかたちを目指したいと思います」

■三林京子
「昨年に続き、藤山直美さんの公演に出演できて嬉しいです。与一さんとの久しぶりの夫婦役も楽しみにしています。毎回全員が真摯に臨んでいる舞台ですし、だからこそ面白いのだと思います。特に今回の演目はどちらも伝承されてきた喜劇ですが、これほど難しいものはありません。痩せるくらいの思いで、直美さんの胸を借りて頑張りたいと思います」

 京都・南座で11月1日~24日に上演。チケットは10月9日発売開始。

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