竹原ピストル、舘ひろしへの思いを歌に 映画『港のひかり』インスパイアソング

2025/10/04 14:45
映画『港のひかり』(11月14日公開)インスパイアソングを書き下ろした竹原ピストル
映画『港のひかり』(11月14日公開)インスパイアソングを書き下ろした竹原ピストル
 シンガーソングライターの竹原ピストルが、俳優の舘ひろしが主演する映画『港のひかり』(11月14日公開)にインスパイアソングを提供。書き下ろしの新曲「千切れ絵のように私は」が物語を彩るスペシャル予告が解禁となった。

【動画】記事内で紹介した映画『港のひかり』スペシャル予告

 本作の主人公はヤクザだった過去を捨てて生きる男・三浦。演じるのは舘ひろしで、7年ぶりの単独主演作となる。彼が出会うのは、両親を事故で失った盲目の少年・幸太。少年期を尾上眞秀、成長した青年期を眞栄田郷敦が演じる。三浦と幸太、年齢も境遇も異なる二人が十数年にわたって築く友情を描いた感動作だ。

 インスパイアソング「千切れ絵のように私は」の作詞作曲を手がけた竹原は、過去にドラマで舘と共演した際の思い出を振り返る。「カメラの前にいるときも、空き時間においても、気さくに他愛のない雑談を交わして下さったり、“竹原さん、飲む?薄いよ??”とご持参のコーヒーをごちそうして下さったり。舘さんはとても優しく、あたたかに接して下さいました」。

 その印象が楽曲制作の原点になったという。竹原は「あの撮影現場において、全身で感じ取った舘さんの重厚な人間力、包容力を音に込めました。“舘さん、あのときはありがとうございました”というごくごく私的な感謝の気持ちも、この歌を通して、こっそりと舘さんに伝わったらうれしい」と語っている。

 楽曲を使用したスペシャル予告映像では、孤独を抱える二人が互いの存在によって支え合い、やがて深い絆を育んでいく様子が映し出される。何ふり構わず身を投げ打ってまで幸太(眞秀)を守ろうとする三浦(舘)に対し、影ながら二人を見守っていた荒川(笹野高史)は「なんであの子にそこまでしてあげるんだい?」と聞く。すると三浦は「あの子は私のことを、一人の人間として接してくれました」と小さく答えるのだった。

 やがて、大人になった幸太(眞栄田)もまた、「“おじさんは僕の世界を照らしてくれた。あなたは誰よりも温かった」と特別な思いを吐露し、そんな幸太の言葉に涙が込み上げる三浦の姿も映し出される。

 『正体』などの藤井道人監督と名キャメラマン・木村大作の新たな挑戦に、舘の存在感、若手俳優たちの瑞々しい演技、さらに竹原ピストルの音楽が加わった本作。完全オリジナル脚本の物語の行方に期待が膨らむ。

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