林家二楽さん
落語協会は6日、紙切りの林家二楽さんが亡くなったと報告した。58歳だった。
【写真】4月には…近影を披露していた林家二楽さん
同協会のサイトでは「当協会員の林家二楽(本名:山崎 義金)が、令和7年9月27日(土)、尿管癌の為、永眠いたしました。(58歳)。葬儀は近親者にてすでに執り行われました。最後の寄席出演は、令和7年8月11日の鈴本演芸場でした。謹んでご冥福をお祈りいたします」と伝えた。
二楽さんは、1967年8月23日生まれ、埼玉県出身。89年、実の父である二代目紙切り林家正楽に入門。91年に師匠とともに寄席の初高座。93年に親子で実際に紙切りを体験出来る『おやこ紙切り教室』を始めたり、94年にクラシックと紙切りを同時進行させる、ストーリーのある目と耳で楽しめる公演を行うなど紙切りの普及に尽力。2005年には「国立演芸場花形演芸大賞金賞」を受賞した。