ドキュメンタリー『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』来年1月公開、東野幸治&一双麻希がナレーションを担当

2025/10/08 09:00
ドキュメンタリー『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』2026年1月9日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開 (C)TBS
ドキュメンタリー『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』2026年1月9日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開 (C)TBS
 今年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2025」で上映され、舞台あいさつ付きの回が即完するなど、6都市で満席上映が続出した映画『小屋番 KOYABAN〜八ヶ岳に生きる』。その後、追加撮影と再編集を経て、四季折々の自然や新たなインタビューを加えた『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』が、来年(2026年)1月9日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。

【動画】ドキュメンタリー『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』予告編

 山小屋が数多く点在し、“コヤガタケ”とも呼ばれる八ヶ岳。本作では、山岳写真家・菊池哲男とともに、その地を巡りながら、山の中で「小屋を営む者=小屋番」として生きる人々の姿を記録する。

 登山を楽しむ人々を支え、時には死とも遭遇する小屋番たち。コンビニも車もない自然の中で暮らす彼らの生活は、不便でありながらも、情報社会に疲弊する現代人に「暮らしそのものの在り方」さらには「人生の在り方」への新たな視点をそっと提示してくれる。

 メインビジュアルは、こちらに真っ直ぐカメラを向ける山岳写真家・菊池哲男の眼差しや、陽の光に照らされる小屋番たちの晴れやかな表情が印象的。

 予告編では、根石岳山荘の小屋番・佐藤誉起さんが「最後の逃げ場が山しかないなと思って」というインタビューをはじめ、「お客さんや仲間が遭難し、亡くなられるケースを防ぎたい」「義務というより気持ちを繋いでいく」「ちょっと立ち止まって自分を振り返れたり……」など、山を知り、命と向き合う人々だからこそ紡げる言葉が心に響く。小屋番の日常だけでなく、それぞれの人生や背景にも光を当てた構成で、観る者の心を深く揺さぶる内容となっている。

 ナレーションを務めるのは、お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春、天津の木村卓寛とともに“東野登山隊”としても知られる東野幸治。オファーを受けた理由について「八ヶ岳との縁を感じた」と語り、「映像がめちゃめちゃ綺麗。絶対に山に登りたくなります」とコメントしている。

 さらに、日頃から数多くの登山に挑戦し、『小屋番 KOYABAN〜八ヶ岳に生きる〜』でもナレーションを担当した一双麻希が続投。「不思議で偉大な山の力を、壮大な景色と共にまっすぐに映し出してくれています」と語り、劇場版での完成度に自信をのぞかせた。

 10月10日よりムビチケカードの発売もスタート。購入者特典として、写真家・菊池哲男が撮影した八ヶ岳の絶景を収めたポストカード2種セットがプレゼントされる。「北横岳 朝陽に染まる樹氷群」「横岳より赤岳と富士山」といった季節や時間帯によって表情を変える八ヶ岳の美を切り取った作品となっている。

■東野幸治のコメント(全文)

 オファーをいただいた時は「僕がナレーションして大丈夫か?」と悩みましたが、八ヶ岳周辺へもよく行きますし、ご縁を感じて一生懸命やりました。
 この作品は映像がめちゃめちゃ綺麗で、自分が行ったことのあるポイントも季節ごとにこんなに違うのかと。八ヶ岳に登りたいなと思いながらナレーションをしていました。
 そして“小屋番”という、頼もしい存在を紹介しています。登山する人も興味ある方もぜひ見てください、絶対に山に登りたくなります。

■一双麻希のコメント(全文)

 ナレーションを務めました、一双麻希です。
 八ヶ岳は、私にとって何度も足を運び、深いご縁を感じてきた山域。
 そして、山小屋での時間には何度も救われてきました。
 私自身山と出会い、自然と対話する時間ができたことで、少しずつ自分のペースで生きられるようになった気がします。
 この映画は、そんな不思議で偉大な山の力を、壮大な景色と共にまっすぐに映し出してくれています。
 山好きの方はもちろん、日々の忙しさの中でふと立ち止まりたい方にも、“心がほどけていく”ような時間となりますように。

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