三谷幸喜の新作舞台『いのこりぐみ』来年1月上演(C)みなもと(※さんずいに首)忠之
脚本家・三谷幸喜の描き下ろし新作舞台『いのこりぐみ』が2026年1月より全国5ヶ所で上演。俳優の小栗旬、菊地凛子ら出演者も発表された。
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登場人物は4人。モンスターペアレントをテーマにしたワンシチュエーションのディスカッション劇で、時に笑いに溢れ、時にスリリングな丁々発止のやりとりが交わされる。
舞台となるのは小学校の教室。放課後、2人の教師が面談のために残っていた。そこにやってきたのが、ある児童の母親。度々学校にクレームを入れる、いわゆるモンスターペアレントだ。息子が担任に嫌われているから、その担任を変えてほしいと主張する。そこに当の担任教師も現れて、教師たちは母親と担任の2人から詳細を聞き取り、どうにか解決への糸口を探そうとするのだが…。
若手教師役に小栗。三谷が手がけたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にて1年にわたり主役・北条義時を演じた小栗が、初めて三谷作・演出の舞台に挑む。
菊地は舞台初挑戦となる。三谷作品では『鎌倉殿の13人』で義時の3人目の妻・のえ を演じた。今作ではモンスターな母親役を演じる。
また、一見平凡そうな担任教師役に平岩紙。ベテランの教頭役を、三谷作品の常連ともいえる相島一之が演じる。
■出演者コメント
●小栗旬
次はぜひ三谷さんの舞台に出たいと思っていました。
三谷さんは、笑いを封印した社会派作品をやると仰っていたけど、台本を読んだらしっかりコメディでした(笑)。
僕は舞台で日本人の役、それも等身大の現代人をやったことがないので、それだけで楽しみ。
ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。
●菊地凛子
舞台をやりたいと思ったのは、小栗さんの舞台を観劇したことがきっかけです。
役者の皆さんがエネルギッシュにいきいきと生きていて、そこに映像とは違う私の知らない世界があることに気づき、新たな自分を発見できるのではないかと考えました。
挑戦です!
初舞台、温かく見守っていただけると嬉しいです。
●平岩紙
今回、三谷さんの会話劇に素晴らしいキャストの皆さんとじっくり向き合えることが楽しみですし、初めて当て書きしていただいたことも光栄でとても嬉しいです。
皆さんと共に楽しみながら創作する余裕を持つのが目標です。
●相島一之
ワンシチュエーションで4人芝居。
シンプルなだけに、俳優の力が問われる舞台、しびれますね。
今、様々な問題のある教育にスポットを当てつつ、どんでん返しやミステリーの要素が加わり、めちゃくちゃ面白い!演劇の原点のような作品になるのではないかと予感しています。
■舞台『いのこりぐみ』公演概要
<東京公演> 2026年1月30日(金)~2月23日(月・祝)
会場:IMM THEATER(東京ドームシティ内)
<新潟公演> 2026年3月6日(金)〜8日(日)
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
<兵庫公演> 2026年3月12日(木)〜15日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
<愛知公演> 2026年3月20日(金)〜22日(日)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
<大阪公演> 2026年3月27日(金)~3月29日(日)
会場:SKYシアターMBS