ABEMAオリジナル番組『ドーピングトーキング』(C)AbemaTV,Inc.
ABEMAオリジナル番組『ドーピングトーキング』(毎週土曜 後10:00※全8回)の「#7」が11日に放送された。
【番組カット】まさかのトーク内容に爆笑する粗品
同番組は「日常では絶対に行くことがない場所」や「絶対に交わらない人」のもとへ向かい、刺激的でスリリングな体験をしてきた芸人たちが、ユーモアを交えつつ珠玉のエピソードトークを披露するトークバラエティ。本番組で披露するエピソードトークは、“ドーピングトーキングのためだけ”に用意した、すべて初おろしのトークとなる。霜降り明星・粗品が、芸人たちの刺激的な体験談に耳を傾ける。
「死んだ人にもう一度会いたい」―。そんな思いから、九条ジョーは青森県にいる本物のイタコへ会いに行く。熱帯魚屋を経営する実家の借金が1億円以上あり、その借金が原因で両親が離婚し、父とは疎遠に。その後コロナ禍も重なり面会できないまま父は他界してしまったと九条は語った。
18歳で芸人になる夢を明かした際には激しく衝突し、それきり言葉を交わせぬままの別れだったため、「父は僕の現状を何も知らない。芸人になって頑張ってるって、最後に言えなかった後悔がある」と語る九条は、亡き父と話せるかもしれない方法として、死者の魂を呼び出しその言葉を伝える「口寄せ」を選択。その「口寄せ」を行う、93歳の全盲のイタコ・中村タケ氏のもとを尋ねまた。
料金は謝礼として一律5,000円のみで、「これで亡くなった人に会えるなら安い」と実費で挑んだという九条。口寄せ本番、「必要なのは亡くなった方の名前・命日・住所だけ」と言われ、半信半疑のままスタート。すると、神棚の前で唱えが繰り返されたあと、突然「安心して暮らしているから心配しないで」と“父の声”とされる言葉が始まったと語り、スタジオは驚きに包まれた。
しかし、期待していたような「2人だけの記憶」や「父親だと特定できる情報」はあまりなく、一方的な語りが続いたと語る九条。そんななかで不意に聞こえた「賭け事するなよ」という言葉に、「僕実は、30歳でジャグラーにハマったんですよ」と明かす九条は思わずゾワっとしたと語る。以降も淡々と“あちら側”の近況を語る“声”を前にして、「お父さんの声なのかは正直わからなかった」としながらも、九条は気づけば自然に涙を流していたそう。その涙の理由を聞いた粗品も「いいドーピングでしたね」と感慨深く語り、スタジオは温かな空気に包まれた。