忌野清志郎さんの初のドキュメンタリー映画、2026年秋公開へ
忌野清志郎さんとRCサクセションのデビュー55周年を記念し、忌野さんの初のドキュメンタリー映画が制作されることが発表された。公開は2026年秋を予定している。
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同作の監督を務めるのは、2023年にロングランヒットを記録した『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』を手がけた相原裕美。音楽業界での豊富な経験を活かし、対象に深く迫るドキュメンタリー作品の手腕が高く評価されており、今作でも忌野さんのカリスマ性と音楽的表現に真正面から迫る作品になる。
忌野さんは1968年に高校在学中にRCサクセションを結成し、1970年「宝くじは買わない」でメジャーデビュー。以降、「雨あがりの夜空に」「スローバラード」「い・け・な・いルージュマジック」など数多くの名曲を世に送り出し、日本語ロックの礎を築いた。RCサクセション活動休止後は、THE TIMERSや忌野清志郎&2・3'Sなど複数のバンド活動に加え、俳優・絵本作家・サイクリストとしても活躍し、生涯にわたり表現を続けた。闘病後の2008年には『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館』を開催し、当時の武道館最多動員数を記録している。
映画の公開に先がけて、55周年記念企画も続々と展開されている。10月15日には『シングル・マン デラックス・エディション』がLP、CDでリリースされ、同日より原宿のUNIVERSAL MUSIC STOREではポップアップストアも開催される。また、10月19日に朝霧高原で開催される『ASAGIRI JAM ’25』では、忌野清志郎トリビュートバンド・ROCK'N'ROLL DREAMERSの出演も決定している。
唯一無二の存在感と反骨精神、そして真っ直ぐな愛を体現した忌野さん。その魅力に改めて触れることのできる同作は、ファンのみならず若い世代にも注目される作品となりそうだ。