BS日テレ『わが家の最寄りは秘境駅』
俳優・六角精児がナビゲーターを務める、BS日テレ『わが家の最寄りは秘境駅』が、きょう15日からスタートする(初回は2時間スペシャル 後8:00)。
【番組カット】初回の舞台は…明知鉄道&飯田線
愛知・静岡・長野を縦断する秘境駅の宝庫・JR飯田線、岐阜県の南東部を走るローカル路線・明知鉄道で捜索開始。切り立った断崖の無人駅で発見!自然豊かな場所を求め移住した一人の女性…過疎が進む秘境集落「幻の味」の救世主に?秘境駅を通学で使う高校生姉弟&スーパーDIYお父さん…こだわりの山小屋風一軒家で暮らす仲良しファミリーの暮らしとは。人里離れた地で夢を叶えた移住夫婦…愛犬&愛猫と暮らす未完成の絶景の家とは。
■六角精児
――全国各地の秘境駅にスポットを当てた番組ですが、ナビゲーターとしてオファーを受けた時の心境をお聞かせください。
鉄道の仕事がまた増えたなという感じですかね(笑)。自分はいろんなとこに行って何かを見て…。基本的には出てやることが多いので、こういうちょっと客観的に何かを見ながらナレーションをするというのは、なかなか新鮮にできるのではないかなという風に思いました。
自分にとって一番これが面白いかなと思うのは、僕は乗り鉄なので、けっこう鉄道に乗っているんです。乗るは乗るんですけど、実は(その駅に)降りてないんですよ。だから、実際に降りたところをめぐるというところがあった時に、自分が通っていた路線みたいなものを改めて深く知ることができるなという風な気持ちはあります。
――初回は、愛知・静岡・長野を縦断する秘境駅の宝庫・JR飯田線、岐阜県の南東部を走るローカル路線・明知鉄道ですが、この2つのセレクトは、鉄道好きの六角さんとして、いかがですか?
明知鉄道っていうのは、実は割と名古屋からそんなに遠くないところにあるもんで、やっぱりその山の中を通るもんですから、秘境駅はあるとは思うんですけど、なかなか渋いところを選ぶなという風には思いました。
あとは、やっぱり飯田線を回らなければ、秘境駅にはめぐり会えないというか。秘境駅を謳うところで、飯田線をやっぱり薄口で攻めちゃいけません。いろんなところがあるんですけど、やっぱそこはやっぱり抑えておいて。まずは秘境駅を名乗る番組として合格なんじゃないかなと(笑)。
――初回放送の見どころについて教えてください。
鉄道を移動手段として使うということは、第一にとても大切なことだと思いますけれども、鉄道に乗る、それで全く違うところに行って、そこで降りてみる。そしたら、自分の世界観とは違うところがたくさんあったり、感じるものがあったりすると思います。そういうところがこの番組では、思いとしても映像としても込められているのではないかなという風に思うので、是非皆さんご覧いただきたいなと思っております。
――六角さんが思う、秘境駅の魅力はどこでしょうか?
秘境駅になるっていうこと自体は、あんまりいいことではないのかもしれないですよね。人が降りたりしなくなるってことは、駅にとっては非常にやっぱりさみしいことではあるんですよ、実際のところ。ただ、やっぱり秘境駅のいいところっていうか、昔からの駅舎が残ってたりする秘境駅の良さ、風情、それがまずありますよね。それはやっぱりあると思うし、うん、その周り、秘境駅になるだけの要因があるだけの自然があったりするところもなかなか素晴らしいんじゃないかなと思います。
あと、やっぱりなぜ秘境駅になったのかってことを調べていくということも、なんかこの秘境駅をめぐる番組の中ではやっぱりできるのかなと思います。これはなぜかって言ったら、昔は賑わっていたけど秘境駅になったと。それは何かの産業が、今まであったものがなくなった、それが日本のやっぱり産業の歴史としていろんなことが考えられる。そういうことまでやっぱり奥深くえぐっていくことができるのが、秘境駅なんじゃないでしょうかね。
――今後、この秘境駅に行ってもらいたいなどございましたらお聞かせください。
全体的に沿線だと思います。やっぱり北海道は訪ねておかないと、やっぱり秘境駅というとこではいけないんじゃないかなと。まずは飯田線、次は北海道というところで、いろいろな路線がありますよね。秘境駅というよりかは、やっぱりこれから先になくなるかもしれない路線のものですから。ある意味、秘境駅というところも含めてその路線を紹介するのは、やっぱり僕はテレビ的には必要なのかなとは思っています。