「うずしおビジョン」の除幕式に出席したTimelesz・松島聡
8人組グループ・timeleszの松島聡が16日、兵庫県南あわじ市の観光施設「道の駅うずしお」で開かれた大型デジタルサイネージ「うずしおビジョン」の除幕式に出席した。
【写真】自身デザインのキャラ「淡路うず助」を手に笑顔を見せた松島聡
同施設はグランドリニューアルオープンに先駆けて、全幅6メートルの大型デジタルサイネージを設置。松島は、この「うずしおビジョン」のシグニチャーキャラクター「淡路うず助」をアート作家としてデザインした。
2023年9月に東京・表参道ヒルズで「松島聡 コ。展」を開催するなど、アート作家としての活動にも積極的に取り組んでいる松島。自身が手掛けるアート作品では、初めての地域とのコラボレーションとなった。
このキャラクターを生み出すにあたり、松島は実際に地域を訪問し観覧船に乗って鳴門海峡の渦潮の迫力を間近に体験。当日は海峡一帯にガスがかかっており、いつも以上に神秘的な光景が広がっていました。「その力強さには怖ささえも感じましたが、同時に自然の生命力を感じ、不思議な感動が残りました」と語る。
その時のインスピレーションからこのキャラクターを生み出すまで約半年。松島が、キャラクターができるまでの過程を振り返った。「目の大きさ、線の太さ細さ、2頭身なのか3頭身なのか。ほんの少しの差で印象がガラッと変わるので、これだ!って思えるバランスに行き着くまでいろいろ試してみました。『松島さんがラフを描いて、デザイナーさんがきれいに加工して仕上げたんですか?』って聞かれたりしますけど、キャラクターが出来上がるまでのほぼすべての作業は、僕が自分でやりました。アニメーションに落とし込むときも、細かくオーダーさせていただいたんですよ」と明かした。
「淡路うず助」は渦潮のような“自然の力強さ”と穏やかな潮のように“優しい人懐っこさ”を兼ね備える。トレードマークは渦巻模様のパーカーと、くるくる回る特徴的なヘアスタイルで、体の各所に“渦”モチーフを入れている。また、両手の渦模様には特別な力が宿っており、手を合わせると“元気”や“勇気”を分けてもらうことができるという設定。松島は「多くの方に愛され、日本と世界を、淡路島と世界をつなぐような架け橋に…うず助がそんな存在になってくれたらうれしい」と期待に胸を膨らませた。
実際に大型サイネージの中で動く「淡路うず助」を見た松島は「最初は正面からの絵しか考えなかったんです。それが、アニメーションとなって、うず助が動きだして感動しました!大型なので、うず助の細部までよく見えるんですよ」と感動。「自分が生み出したキャラクターが、淡路島を、渦潮をホームとして、これから育っていくのが楽しみです」と笑顔を見せた。