『私と結婚してくれますか?』ディズニープラス スター独占配信中(左から)チェ・ウシク&チョン・ソミン(C) 2025 Disney and its related entities
俳優のチェ・ウシクとチョン・ソミンが出演する韓国ドラマ『私と結婚してくれますか?』(全12話/毎週金曜・土曜2話ずつ配信)がディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」のコンテンツブランド スターにて独占配信中。同作は、“契約から始まった90日間の夫婦生活”を描くロマンティック・コメディ。婚約者に見捨てられた崖っぷち花嫁と、そんな花嫁から突然プロポーズされた男が、偽装新婚生活を送る新感覚のマリッジストーリーとなっている。
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今回オリコンニュースでは、80年の伝統を誇るベーカリーの御曹司キム・ウジュを演じるチェ・ウシク、婚約破棄や不動産詐欺に翻弄され、人生の崖っぷちに立たされていたデザイナーユ・メリを演じるチョン・ソミンにインタビューを実施。役作りや撮影秘話、注目のシーンなどを、仲睦まじい雰囲気の中、語ってもらった。
――本作は“契約から始まった90日間の夫婦生活”を描くロマンティック・コメディです。出演を決めた理由を教えてください。
チェ・ウシク:まずは総監督です。今回、演出を手がけた(ソン・ヒョヌク)総監督の前作をおもしろく拝見し、参加したいなと思いました。また、ラブコメというジャンルに再度挑戦して、頑張りたいと思いました。
チョン・ソミン:私もソン・ヒョヌク監督の『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』がすごくおもしろくて、総監督との仕事にすごく期待をしておりました。また、ウシクさんとの共演が楽しそうというのが、今回出演の決め手になりました。
――役柄について質問です。チェ・ウシクさんは今回「完璧主義で人に無関心なナルシスト」という御曹司キム・ウジュを演じられています。ここ最近の出演作とは少し違う役どころかと思いますが、役作りでされたことや、演じる上で意識したことを教えてください。
チェ・ウシク:私はもともと、完璧な人間ではないので、できるだけ今回、ウジュを演じる上で、完璧を消そうとしました。また、自分の使い方や、人との接し方、話し方などに、それが現れると思いますが、それをわざと見せようとするわけではなくて、ウジュがメリと出会い、性格がどんどん変わっていく、とともに成長を遂げていく姿を見せようとしました。
――自身とは違った性格ということですが、共感が難しかった部分はありますでしょうか?
チェ・ウシク:共感ができないところはあったかもしれませんが、今回はラブコメですので、唐突に、またドタバタ喜劇のような瞬間があったので、それを愉快に表現しようとしました。役柄と実際の性格とギャップは少しあるかもしれませんが、演じにくいと感じたことはありませんでした。
――チョン・ソミンさんは婚約破棄や不動産詐欺に翻弄され、人生の崖っぷちに立たされていたデザイナー、ユ・メリを演じられます。同じく役作りでされたことや、演じる上で意識したことを教えてください。
チョン・ソミン:今回、メリにいろんな不幸が押し寄せてくるんですが、彼女は最初、良心に反する選択をしますが、結局、彼女は“正しい道に戻っていく”、そういうキャラクターです。ウジュと出会って、本来のメリに戻ります。そして、彼女は正しい道を選択する、その力を持っているキャラクターだと思います。今回、メリの役作りをする上で、特に意識をせざるを得なかったのは、方言です。日本の皆さんには届きづらいかもしれないですが、方言を意識して準備しました。
――チョン・ソミンさんは作品中で、とても明るくナチュラルで、チャーミングな印象を受けます。普段のご自身はいかがですか?また、ポジティブなパワーを醸し出す秘訣があれば教えてください。
チョン・ソミン:似ている部分もありますし、違う部分もあります。今回メリを演じて、いいなと思ったのは、メリの明るくてポジティブ、そして無鉄砲なところは演じていく中で、影響を受けざるを得なかったんじゃないかと思います。
また、タイミングとしてすごく良かったなと思うのが、自分が前向きなマインドで生きようと思っていた時期でした。そこでメリという役と出会い、相乗効果が生まれました。自分の人生も、より単純に、愉快に、また前向きに生きようと思うようになりました。
――お互い、共演してみていかがでしたか?
チョン・ソミン:今残っている撮影があと1日だけです。体力的にはすごくしんどいですが、(涙をこらえるジェスチャーを見せながら)あと1日撮影すれば、もう一緒に演じることができないと思ったら、すごく残念で名残惜しく、悲しいです。共演している間、本当に幸せでした。なので、ほかの作品でぜひ、ご一緒したいなと思っています。
チェ・ウシク:作品に出演していると、ある程度キャリアを積んでいるので、初日の台本読み合わせで、この人とは相性が良さそうだなとか、あまり良くなさそうだな、というがわかります。今回は、その相性がすごく良かったんです。撮影が終わりに近づいている中で、監督とも話しましたが、次回、また彼女と共演ができれば、もっといい演技ができると思います。毎回、撮影をするたびに、本当にたくさんのことを学ぶことができ、「こういう風にも演じることができるんだな、ああいう風にもできるんだな」と、いろいろ気づかされる現場でした。
――インタビューの様子を見ていると、お2人の仲の良さが伝わってきました。撮影していた中で、ハプニングも含め、印象に残っている撮影秘話があれば教えてください。
チェ・ウシク:撮影時、とても天候に恵まれました。真夏で太陽が炸裂している中で、屋外でのロケも結構ありました。今回、ロケ地は大邱(テグ)が多かったんです。韓国の南寄りで、また私の衣装が厚手の服が多かったので、とても暑くて大変でした。現地の方々が(暑そうにしている)我々を見て、「今、全然暑くないんだよ」と仰っていて、相当暑いところなんだなと思いました。
チョン・ソミン:大邱はたぶん東京より暑いです!
チョン・ソミン:ウシクさんがNGを出すたびに、とても面白くて。NGをまとめたダイジェスト版がほしいと思います(笑)。ウシクさんから、想像のつかないような言葉が突然飛び出したりしたので、憂鬱になった時に思い出してみたいです。
チェ・ウシク:NGを出すたびに、現場を笑わせようとする…ちょっと変な強迫観念が芽生えてきて、NGを出すたびに、ギャグの欲を出してしまいました(笑)。
――注目して見てほしいシーン、または心に残っているシーンを教えてください。
チェ・ウシク:本作でいくつか、本当に丁寧に撮影したシーンがあります。その中で、1話のシーンは、メリの立場からすると悲しいシーンで、ウジュからすると戸惑うようなシーンです。この作品を最初から最後まで、ご覧になったとき、そのシーンを、また見直したら、違う気持ちを味わうことができるんじゃないかなと思います。その1話のシーンにぜひ注目していただきたいですし、見直していただきたいなと思います。
どういうシーンかというと、サボテンがでるシーンです。ネタバレになるかなと言ったら、ソミンさんが「トレーラーですでに流れてたよ」と教えてくれました(笑)
チョン・ソミン:先ほど、記者会見でソン・ヒョヌク監督がおっしゃったことなんですけれども、本作は本当にエンディングがしびれるんですよ。すごくしびれるエンディングが続いてますので、要は終わりまで見てほしいということです。エンディングを見れば、その次のエピソードが見たくなるので、エンディングを楽しみにしていただければと思います。