星野源ツアー「Gen Hoshino presents MAD HOPE」より 写真/西槇太一
星野源が19日、神奈川・Kアリーナにて、約6年ぶりの全国&アジアツアー「Gen Hoshino presents MAD HOPE」の最終公演を迎えた。
【画像】幻想的な世界観で魅了した星野源(ステージショット多数)
同ツアーは、5月15日の愛知・Aichi Sky Expoを皮切りに、国内9都市17公演をまわる。さらに台北、上海、ソウルも含めたアジアツアーも行ってきた。
最終日となるこの日は、星野のキャリアで初めてとなるライブビューイング『Gen Hoshino presents MAD HOPE Live in Cinemas』が実施され、日本全国47都道府県および海外15都市の映画館に生中継された。
会場が暗転し、巨大な「MAD HOPE」のロゴがステージ上に浮かび上がる中、星野が脚本を手がけたボイスドラマが流れ始めた。雷鳴のようなバンドサウンドが轟くとともに、ステージ中央から星野がせり上がって登場。1曲目「地獄でなぜ悪い」でライブの幕が開けた。
序盤から最新アルバム『Gen』収録の新曲や、「Pop Virus」「SUN」「恋」といった人気曲で会場を湧かせた。センターステージではアコースティックギターで弾き語りも披露。星野の原点を感じさせるパフォーマンスとなった。
鬼気迫るギタープレイを見せつけた「Mad Hope (feat. Louis Cole, Sam Gendel, Sam Wilkes)」や、観客とのコール&レスポンスが沸き起こった「Star」では、会場の熱気が最高潮に達し、本編ラストは、「Hello Song」で締めくくられた。
アンコールでは、星野の盟友である“ニセ明”が登場。「Fake」と「Week End」の2曲を披露した。
最後にふたたびステージに戻った星野は「『Gen』の中には、過去のアルバムの中には、僕がいます。僕の音楽を聴いてください。あなたが本当にどん底に落ちた時もそこには僕がいます」と語り、ラストに「Eureka」を演奏。観客との大合唱が生まれ、感動と熱狂が交差する中、約5ヶ月にわたるツアーはフィナーレを迎えた。星野は深く観客に向けてお辞儀をし、「さようなら」と、万感の思いを込めて大きく手を振りながら、ステージを後にした。