『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』2026年1月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開決定
今年1月16日、78歳で亡くなったデヴィッド・リンチ監督が自ら監修した『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』が、2026年1月9日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開されることが明らかになった。あわせて新たなキービジュアルも解禁された。
【画像】デヴィッド・リンチ監督
ドラマシリーズ『ツイン・ピークス』や、映画『マルホランド・ドライブ』など、独自の作風で熱狂的ファンを持つリンチ監督が、“愛すること”“許すこと”を淡々と描き、「リンチ史上唯一無二の感動作」として高い評価を受けてきた『ストレイト・ストーリー』(1999年)。
デヴィッド・リンチ作品の編集を手がけ、公私にわたるパートナーのメアリー・スウィーニーが、ニューヨークタイムズ紙に掲載された実話の記事を読み、脚本を執筆。それを読んだリンチが自ら監督して映画化。1999年、カンヌ映画祭で上映されると拍手喝采で迎えられ、リンチ作品で初めて一般向けのレイティングでアメリカではディズニーが配給し、「すばらしく、忘れがたい映画」「シンプルで感動的。観客の心をとらえて離さない」などと絶賛され、世界で大ヒットした。
73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)は、アメリカ・アイオワ州ローレンスで娘のローズ(シシー・スペイセク)と二人で暮らして
いる。ある日、仲違いをして長らく口もきいていなかった、76歳の兄のライル(ハリー・ディーン・スタントン)が心臓発作で倒れたという知らせが入る。ライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンまでは560キロ。車であれば1日の距離だが、運転免許証を持っていない。しかし、自分の力で会いに行くと決めたアルヴィンは周囲の反対に耳も貸さず、たったひとり、時速わずか8キロのトラクターに乗り、旅に出る。
新しく解禁されたキービジュアルでは、真っ赤な朝焼けの中、アルヴィンがトラクターで進んでいくシルエットが浮かび上がり、上部の夜空には兄と一緒に見たいと語った、満天の星が輝いている。トウモロコシ畑をトラクターがゆっくりと進んでゆく広大な風景が、心に残る物語とともに美しい4Kリマスターでスクリーンによみがえる。