STARGLOW(撮影:鈴木千佳) (C)ORICON NewS inc.
SKY-HIがCEOを務めるマネジメント/レーベル「BMSG」によるオーディションプロジェクト「3rd BOYS GROUP AUDITION PROJECT『THE LAST PIECE』」から誕生した新グループ・STARGLOWは、平均年齢18.6歳の若き才能あふれるグループだ。オーディション参加者たちとの切磋琢磨を経てデビューメンバーに選ばれた5人が、メンバー発表の瞬間に抱いた想い、運命が分かれたあの瞬間、仲間との別れとどう向き合ったのかを率直に語ってくれた。
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■「STAR」っていうワードがくる気がしてた(RUI)
■ずっと5人組でやりたかった(TAIKI)
――グループ名「STARGLOW」を聞いたときの感想を改めて教えてください。
【RUI】 僕、昔から宇宙とか星に興味があって。ちっちゃい頃から星空を見るのが好きだったんです。だから「STAR」っていうワードがくる気がしてて。本番前も「STARな気がする」って言ってたんですよ。
――たまたま?
【RUI】 マジでたまたまです!
【KANON】 言ってたね(笑)。今回はSから始まるグループになるだろうなとは思っていたので(※BMSG発の最初のグループがBE:FIRST、次がMAZZELとそれぞれBMSGの頭文字になっている)、RUIは「STARがくるって」。
【GOICHI】 「STARS」とかも言ってたよね。
【RUI】 星に勝手に運命感じてたからこそ、めっちゃうれしくて。STARGLOWって名前を背負えるのがすごい誇らしいし、楽しみだなって思いました。
【ADAM】 シンプルに輝く星=STARGLOWって、覚えやすくてキャッチーで、僕もすごく好きです。「STAR」が名前に入ってるのはかっこいいですし。
【KANON】 発表のときに流れた映像も銀河みたいな映像で、「お、これは宇宙系か!」ってワクワクしてたら、「STARGLOW」って出てきて。「うわ、シンプルなのにめっちゃかっこいい!」って鳥肌ぶわって立ちましたもん。
――メンバー発表前の緊張感あるタイミングでのグループ名の公表だったと思うんですけど、実は興奮してたんですね。
【KANON】 めっちゃ鳥肌でした。
【GOICHI】 僕はメンバーに呼ばれるかどうかで頭いっぱいだったんですけど、「STARGLOW」って出た瞬間、「うわ…かっけぇ!」って。メンバー発表のことを一瞬忘れました。そのくらいインパクトがありました。
【TAIKI】 僕も同じで、「うわ、このグループ入りたい!」ってシンプルに思って。で、「5人です」って聞いた瞬間に、「きた!」って。ずっと5人組でやりたいなって思ってたから、「(BMSGから)とうとう5人組グループが誕生するんだ!」ってドキドキしました。
――5人っていうのはやっぱり特別な数字なんですね。
【TAIKI】 日高(※高=はしごだか)社長が「王道のグループを作りたい」って言ってましたけど、BMSGのほかのグループよりも人数も少ないですし、特別だと思います。
■想像してた未来を現実にできた(ADAM)
――そんななかで最初に呼ばれたRUIさんは、どんな気持ちでほかのメンバーが呼ばれるのを待っていたんですか?
【RUI】 TAIKIとKANONとずっと一緒にやってきたから、やっぱり同じグループになりたいって気持ちは強くて。でも絶対そうなるとは限らないから、もし2人が呼ばれなかったらどうしようって、そういう不安が正直ありました。自分が呼ばれてうれしい気持ちももちろんありましたけど、同時に複雑な気持ちにもなりました。
――2番目に呼ばれたTAIKIさんは?
【TAIKI】 まずRUIが呼ばれて「よかった!」って思ったんですよ。で、自分も呼ばれて安心したんですけど、同時に「あと3人しか呼ばれないのか…」って。ほんとに10人全員すごかったから、うれしいと同時に「どうなるんだろう…」って混乱もしました。
――3番目はKANONさんでした。
【KANON】 はい。呼ばれたとき、「あと2人か…」っていう気持ちにやっぱりなって。全員素晴らしかったので、うれしい気持ちと「残り枠、少ないな…」っていう驚きが入り混じってました。
――そして4番目に呼ばれたのはGOICHIさん。
【GOICHI】 もちろんドキドキはしてました。でも自分がやってきたことを信じて、胸を張って待ってましたね。ただ、一緒にやってきた仲間もまだ残ってたので、「この中から一緒にデビューできない人がいるんだ」って思うと、寂しさもあって。呼ばれた瞬間はうれしかったけど、いろんな気持ちが一気に込み上げました。
――最後に呼ばれたADAMさんは?
【ADAM】 発表前に日高社長が「尖ったグループになる」って言っていたので、「もしかしたら」とは思っていて、不思議と呼ばれるような気がしていて。だから呼ばれたときは「まじか!」じゃなくて「よし…!」みたいな噛み締めるような気持ちでした。想像してた未来を現実にできた感じでした。
■SHOとお別れになったときに「絶対にデビューする」って決意した(KANON)
――そして最終的に5人のメンバーに選ばれたみなさんですが、オーディション中の“運命を分けた瞬間”を挙げるとしたら?
【ADAM】 僕はクリエイティブ審査ですね。日高社長に「もっとADAMの得意なところを探したら?」っていうアドバイスをいただいて、自分で作ったメロディーや歌詞を何度も大幅に変えたんです。具体的な指示はなくて、「探してみなよ」っていうニュアンスだったんですけど、それが逆にめっちゃ試行錯誤ができるきっかけになって。TAIKIにもたくさん相談しながら、あの時期に自分がぐんと伸びたと思います。
【TAIKI】 僕は3次審査の最後ですかね。日高社長から「10代を背負ってほしい」って言っていただいたんです。今まで「デビューすること」だけを目標にしてたけど、「もっと大きいものを背負わなきゃいけないんだ」ってそのときに気づいて。「やってやろう!」って気持ちに切り替わった瞬間でした。
【GOICHI】 僕は擬似プロ審査のときです。日高社長から「天井が見える」って指摘をいただいて。それまでずっとガツガツしたラップばかりやっていたので「どうやって天井を壊すんだ?」って悩んだんですけど、社長の「力ずくじゃなくて、楽曲に入り込むように」っていうアドバイスを自分なりに取り入れてみたんです。それまでの自分とは違うやり方で不安もありましたけど、あのときに自分を信じて取り組めたことが、今につながったと思います。
【KANON】 一緒にオーディションを受けたSHOとお別れしたときですね。SHOとは、中学生の頃から同じ劇団にいて、学校の思い出よりSHOとの思い出の方が多いくらい、ずっと一緒にいたんです。だからこのオーディションを一緒に受けられたのが本当にうれしかったんです。だからSHOと離れるときはかなりショックで…。でもあのときに「絶対に俺が先にデビューして道を作る」ってマインドに切り替わりました。
【RUI】 僕もKANONと同じです。SHOとはオーディション期間中いちばん仲良くなって、彼の才能は本当にすごいと思っていて。だから、すごい落ち込みました。でも「自分がデビューして、いつかSHOと一緒に曲を作りたい」「俺がデビューしなきゃ!」って強く思って、そこからがんばれました。
■5人みんな、自分にしかないものがある(GOICHI)
――SHOさんの影響力の強さが伺えますが、このメンバー同士で「この人には敵わない」と思う部分はどんなところですか?
【RUI】 TAIKIのヒップホップ的なセンスはほんとすごいと思います。僕はラッパーじゃないし、そういう部分を持ってないからこそ、余計にそれを感じて。(記者のノートパソコンに貼ってあったザ・ブルーハーツのステッカーを見て)僕、ブルーハーツ好きなんです。ブルーハーツってロックの根本じゃないですか。TAIKIって、そういう“根本”的なところを持ってる感じがあるんです。それをちゃんとグループの中に落とし込んでるところが尊敬できます。
【TAIKI】 じゃあ僕からもアンサーすると、RUIのオーラ。あれは嫉妬するレベルです。ステージに立ったときの“発光”する感じ。あれはほんとに誰が見てもすごい。(照れて変顔をしているRUIを指して)普段はこんなやつなのに(笑)、ステージだとオーラがエグいんですよ。ムカつくくらい。だから曲の始まりでセンターに立ってくれると、めちゃくちゃいいんですよね。
【KANON】 僕は同じボーカルとしてADAM。僕にできない声の出し方をするんですよ。『BMSG FES'25』でBMSGの先輩たちと一緒にSTARGLOWも「GRAND CHAMP」っていう曲をパフォーマンスしたんですけど、STARGLOWのバースでADAMが高音でフェイクをガンガン入れてて。「うわぁ、かっけえ!」って。高音でずっとやっても喉が痛くないって言うし。あれはほんとヤバかった。
【全員】 あれはヤバかったね。
【ADAM】 それで言うと、僕はKANONの歌です。ローを響かせたビブラートとか、あのトーンは絶対に俺には出せない。あの声で曲の世界観を一瞬で作れるのが本当にすごいと思います。“喉”っていう話になると、GOICHIもすごいんですよ。喉、強すぎですよ。なんであのガナリのラップで壊れないの?って。しかも歌うときにはちゃんと綺麗な声も出せるし。
【KANON】 ビブラートも綺麗に出るしね。
【ADAM】 喉がここ(気管支あたり)にあるんじゃないかってくらい響いてて。
【KANON】 ちょっとやってみて(笑)。
【GOICHI】 いや勘弁して(笑)。でも僕からすると4人みんなに敵わないです。でも逆に自分にしかないものもあると思ってて。5人みんな、自分にしかないものがあるところがSTARGLOWの良さだと思います。
■今日もしオフだったら…?
――すごく綺麗にまとめていただいてありがとうございます。最後の質問になってしまうんですけど…もし今日オフだったら、何してました?
【RUI】 うわぁー!考えるの楽しい!
【TAIKI】 夕方まで寝てます。
【全員】 それだな(笑)。
【GOICHI】 僕はマッサージ。スタッフさんに「肩凝ってるね」って言われたんで。
【KANON】 午前中寝て、午後はお出かけしたいかな。
【RUI】 朝9時くらいに起きて、朝風呂からコールドシャワーいってサウナでチル。そのあと服をいっぱい買いに行きたい!
――具体的(笑)!
【ADAM】 僕はKANONの家で……映画を観ます(意味深な笑顔で)。
【KANON】 なんで俺ん家なんだよ…(笑)。
――ありがとうございました(笑)! さっそくお忙しい日々を過ごしているかと思いますが、体に気をつけてこれからもがんばってください。
【全員】 ありがとうございました!
【プロフィール】
SKY-HI主宰の事務所・BMSGが主催するオーディション「3rd BOYS GROUP AUDITION PROJECT『THE LAST PIECE』」から生まれた5人組ダンス&ボーカルグループ。9月19日にメンバーとグループ名が発表され、同年9月22日にプレデビュー曲「Moonchaser」を配信リリース。メンバーは RUI、TAIKI、KANON、GOICHI、ADAM の5名。平均年齢は18.6歳で、BMSG所属アーティストの中でも最若手グループ。グループ名には「届きそうにない星を追いかけ、その輝きを自ら放つ存在になる」という願いが込められている。