のん、吉永小百合のサプライズにびっくり クランクアップに単身で駆けつける ホテルで“聞き込み”も

2025/10/27 20:02
映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』舞台あいさつに登壇した(左から)吉永小百合、のん (C)ORICON NewS inc.
映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』舞台あいさつに登壇した(左から)吉永小百合、のん (C)ORICON NewS inc.
 俳優の吉永小百合(80)、のん(32)、阪本順治監督が27日、都内で開催中の『第38回東京国際映画祭』のオープニング上映となる映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(31日公開)の舞台あいさつに登壇した。

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 本作は、1975年5月16日、日本時間午後4時30分、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの半生を描くヒューマンドラマ。その歴史的快挙を含め、田部井さんの挑戦と軌跡をつづった著書『人生、山あり“時々”谷あり』を原案に映画化された。主人公・多部純子を演じるのは吉永で、その青年期をのんが演じる。

 同一人物だけに共演シーンはなかった吉永とのん。それでも、のんは「共演シーンはなかったんですけど、(のん自身の)クランクアップの日が富山での撮影だったんです。駅からも離れていて来にくい場所だったんですけど、サプライズで吉永さんが現場にお1人で駆けつけてくださったんです!」とうれしそうに振り返る。「その日は富山の山での撮影を終えて、みんなくたびれていたんですけど『吉永さんが来てくれた!』というので報われた気持ちになってうれしかった。喜びであふれていた印象が残っています」と疲れも吹き飛ぶサプライズだったという。

 吉永は「新幹線に乗って、富山の駅に行って、そこからホテルに。『どこで撮影をしているんですか?』と聞いたんですけど『わからない』と。プロデューサーの方にお電話したら『そこから1時間ぐらい掛かる』と言われて…」と回顧。あまりにも遠かったため、プロデューサーから帰るように促されたが吉永は「どうしても、皆さんに『お疲れ様』を言いたくて。タクシーで1時間ぐらい走って駆けつけることができました」と笑顔で秘話を語っていた。

 TIFFは世界から監督や俳優、映画関係者などが集まるアジア最大級の国際映画祭。きょう27日から11月5日まで開催され、上映・出品作品数は184本となる。

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