 
            ドラマ『地獄は善意で出来ている』第3話に出演する超特急・草川拓弥 (C)カンテレ
         
         9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の草川拓弥が主演を務める、カンテレ×FODドラマ『地獄は善意で出来ている』(カンテレ:毎週木曜 深0:15、フジテレビ:毎週木曜 深0:45)の第3話が、30日深夜に放送された。以下、ネタバレを含みます。
【場面写真】ドッジボールは初めて!?困惑した表情を浮かべる樹(草川拓弥)
 本作は、過去の過ちにより世間から厳しい目が向けられ、不遇の日々を送る前科者たちが、人生のやり直しをかけた“更生プログラム”の中で、残酷な罠に巻き込まれ、衝撃の結末に向かっていく、ヒューマン・サスペンス。「元受刑者特別支援プログラム」に招待を受けた主人公・高村樹(草川)が、同じく招待されたほかの面々とともに同プログラムに参加する。
 第3話は、壁に書かれた「逃げろ」の文字を見た樹は、プログラムの背後に得体の知れない“何か”を感じ、当初から抱いていた疑念もますます色濃くなるが、施設の周囲は金網のフェンスで囲われていて、とても逃げ出せそうにない。
 そんななか、カトウ(細田善彦)がメンバー同士の交流を図るために球技大会を行うと言い出す。協調性と互いの絆を確かめることが目的で、種目はドッジボールだという。樹は琥太郎(高野洸)とペアを組み、夢愛(井頭愛海)、理子(渡邉美穂)、翔太(吉田健悟)で編成されたチームと対戦することになるが、コートに立った樹はあっさり夢愛にボールを当てられ、アウトに。その様子を不思議に思った琥太郎が駆け寄ると、樹の口から「ドッジボールを知らない」という思いがけない言葉が飛び出す。
 球技大会の後に5人は、理子の用意した差し入れをおいしそうに食べる。その様子を見た樹は笑顔を浮かべる。そんな樹に理子らは「今笑った!?」と驚き、「今まで何の仕事をしていたの?」と尋ねる。そこで樹は「黒服とか」と回答しながら、“家族はいない”“今まで一度も、学校に行ったことがない”“料理やDIYに詳しいのは、図書館で全部学んだから”と自身の過去を少し明かす。そして、「だからみんなで運動したり何か食べたり、新鮮だな」と物思いにふける。その様子に、他の参加者も笑顔を見せる。
 ともに汗を流したことで5人の距離は少し縮まったように見えたが、そんな関係を壊すかのように、カトウは次なる罠を仕掛ける。すると、まんまと術中にはまった琥太郎、夢愛、理子、翔太が次々と樹を陥れるような行動に出て、ついには物置小屋に閉じ込められてしまう樹。しかし、そんな事態に慌てたのは樹ではなく、不運にも一緒に閉じ込められた理子だった。自らの評価が下がることを何より恐れる理子は一刻も早くここを出ようと、自分を探しに来てくれた夢愛にカギを持ってきてほしいと頼むが、なぜかその後も助けが来る気配はなく、それどころか、小屋の外では火の手が上がり始める。
 ラストには、火の手が上がっていることに気がついた琥太郎がやってきて、樹と理子を助け出す。樹は危険な状態の中、自らの安全を顧みず助けてくれた琥太郎へ「ありがとな、おかげで助かった」とお礼を伝え、穏やかな雰囲気が流れる。そこへ夢愛と翔太も駆けつけるが、誰が犯人なのかと険悪な空気が。その様子を防犯カメラで監視するカトウは、「どんどん醜い根性を見せてください」と満面の笑みを浮かべていた。
 視聴者からは「少しずつ見えてくる高村樹という人」「樹って抱えてるものかなり深い」「樹くんの笑顔が見れた瞬間は癒やしだった」「少し心を開いた樹を見れてよかった」「樹くんは誰にそこまで恨まれるようなことがあるのか謎すぎる」「人の浅ましさみたいなものがぎゅっとなった回」「3話の段階でもう大泣き」「カトウさんがひたすら怖い」などの声が寄せられている。