『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』で鹿志村仁之介と対戦する安井飛馬 (C)ORICON NewS inc.
■『RIZIN LANDMARK 12 in KOBE』全選手インタビュー
(11月1日/神戸市内ホテル)
第4試合で柔術黒帯の鹿志村仁之介の対戦する安井飛馬が、注目を集める試合に向けてリラックスした表情を浮かべながら、「打撃でも寝技でも仕留める」と余裕を感じさせた。
【写真】試合に向けて意気込みを語る鹿志村仁之介と安井飛馬
柔道をバックボーンにする安井はBreakingDownで活躍し、JAPAN TOP TEAMに所属するとDEEPで連勝を重ねて、昨年大みそかの『RIZIN番外地』では黒薔薇くん(鈴木博昭)にも判定勝利。その後はケガなどがあり試合ができない時期が続いたが、今回が10月ぶりの試合にして初のRIZIN本戦出場となる。
試合決定会見での発言や、公開練習で10人ニキに黒帯を任せるなど、柔術界で炎上気味になっているが「僕はあんまり気にしないんで。友だちにちょっと聞いて『そんな感じなんだ』って思ったけど、盛り上がってまつりみたいになって、ありがとうございます」と精神力はたくましい。
RIZIN公式サイトで“JTT最強の寝業師”と紹介されているだけに、柔道で培った寝技に自信を持ち、柔術黒帯の鹿志村が「バックチョークで一本取る」と宣言したことについても「自分がやりたいように戦おうかなと思います」と泰然自若に話した。
試合がなかった10ヶ月の間に「海外のキックボクシングジムや、オランダとかラトビアの柔術ジムに行って、いい人生経験にもなって人間としても成長できた。それが今回の試合にも大きく影響を与えるんじゃないかと思う」と、会見で明かさなかった新事実を発表するなど、どこまでもマイペースを貫く。
関西の大学に通っていたことから、今大会が行われる神戸は「セカンドなんとかっていうか……、そんな言葉あります?」と報道陣に尋ねるも、「そうだ、アナザースカイだ」と自ら回答するなど、最後まで試合前とは思えない緩い空気のままインタビューを笑顔で終えた。