黄金期のヴィジュアル系バンド集結『CROSS ROAD Fest』が「タイムテーブル非公開」方針を撤回
         
         11月15日、16日に千葉・幕張イベントホールで開催される音楽フェス『CROSS ROAD Fest』が、当初予定していた「タイムテーブル非公開」の方針を撤回し、11月6日午後8時に事前公開することを発表した。
【Xより】「嬉しい反面…ボクからはちょっぴり悲しいお知らせ」SHAZNA・IZAMの投稿
 当初、主催者は「すべての出演者のステージを観てほしい」として、来場者に事前のスケジュールを知らせない演出を打ち出していた。しかし、SNSでは、長時間におよぶフェスにおける観客の体力や行動計画への配慮を求める声が相次いでいた。
 これを受けて、同フェスに出演予定のSHAZNA・IZAMは、自身のSNSで「運営に提案をした」と明かし、「少しでも来場者の負担が軽くなるように働きかけたい」と呼びかけていた。運営側も、実行委員会および出演者サイドとの協議を経て方針を転換。11月3日、タイムテーブルを11月6日午後8時に事前公開することを発表した。
 さらにIZAMは、タイムテーブルの公開が決定したことを受けて「嬉しい反面…ボクからはちょっぴり悲しいお知らせ」として、飲食面の課題に対しても独自に動いていたことを明かしている。会場では事前予約によるフード販売を除き、一般的なフード提供は予定されていないことから、自身が監修する“IZAM弁当”をSHAZNAの物販エリアで販売できないかと企画。人気飲食店の協力を得て準備を進めていたものの、「会場様への申請〜許可までの時間がとてもかかる」ことなどを理由に、最終的に実現を断念したという。
 飲食に関して、運営は「飲食物の持ち込みが可能」であることをアナウンス。再入場ができないことを踏まえ、来場者にはあらかじめ十分な食料や飲み物を持参するよう呼びかけている。
 IZAMもこの方針を後押しし、「Youたち好きなものを好きなだけ持ち込んじゃいなよっ。ただし、その場で焼肉やしゃぶしゃぶを始めたり、釣ってきた鮪をさばき出して食べるのはダメだからねっ。千葉県で釣った秋刀魚だから幕張なら大丈夫だろうとかの早トチリもダメだからっ」と、ユーモアを交えた口調で注意を促している。
 『CROSS ROAD Fest』は、1990年代から2000年代にかけてのヴィジュアル系ロック黄金期を彩ったバンドが一堂に会するイベントとして注目を集めている。