中村うさぎ、9年ぶり書き下ろし最新作 「言葉とは何か」を問いかける【目次】

2025/11/06 15:16
書籍『まだ、死んでない』書影
書籍『まだ、死んでない』書影
 作家の中村うさぎ氏による書籍『まだ、死んでない』が、新レーベル[Good-rain Library]第1弾として12月4日に発売される。

【動画】中瀬ゆかりと対談を行った今の中村うさぎ

 新レーベル[Good-rain Library]では、これまで清文社が出版してきた税務・会計・法務等の実務書から離れ、ジャンルやテーマに縛られないラインナップの出版を予定し、自然科学・社会科学、思想、芸術、医療など様々な分野の第一線で活躍する執筆陣を迎えて制作を進めている。

 同書は、中村氏の9年ぶりとなる書き下ろし最新作。コピーライターとして、小説家として、そしてエッセイストとして言葉を生業としてきた中村氏が、はじめて「言葉」そのものをテーマにしてつづるエッセイ集となっている。大胆に、赤裸々に、そして鋭くも切実な33のメッセージにより、「言葉とは何か」を問いかける作品に仕上がった。

■目次
言葉に宿るもの
はじめに言葉があった
かつて言葉は「魂」であった
言葉狩りは文化と魂の抹殺である
名作童話の魔法の「言葉」
自分を「言語化」する、ということ
「夜の言葉」を書く者になりたい
自分の「夜」を掘り続ける

「愛」とそれを巡る言葉
「愛」と「正義」とディズニーアニメ
それでも「愛」について語ってみようか
父が「言葉」を喪っていく
ありがとう、ごめんね
「愛」がわからないから「愛」とは何かと問い続ける

言葉が私を救うとき
自分を救う言葉を探す
従妹が恋した偽医師
言霊の魔術師・宮沢賢治と尾崎放哉
言霊の魔術師・寺山修司と中原中也
エドガー・アラン・ポーの “Nevermore”
サリンジャーとディックにつかまって

「意味」の病
フィボナッチ数列という「言葉」
数学音痴はスーパー歌姫の夢を見れるか
脳は我々を偏執的な「意味」の世界に閉じ込める
名前という言霊

生と死と言葉
AIは自殺を止められるか
「念仏」という不思議な言葉
我々は何故「死にたい」と呟くのか
言葉にならない「怒り」の話
言葉にならない「怒り」の話 その二
私の老いのテーマは「終活」ではなく「執活」である

言葉が社会を変える
フレディ・マーキュリーの言霊
アドルフ・ヒトラーの言霊
私の母とヒトラーが死ぬまで語らなかったこと
男の言葉、女の言葉

凡人の凡人によるファイナル・メッセージ

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