「戦国ディスカバリー 滋賀・びわ湖」のオープニングイベント(滋賀県近江八幡市安土町)に参加した要潤、池田鉄洋
安土城があった滋賀県近江八幡市安土町で8日、「戦国ディスカバリー 滋賀・びわ湖」のオープニングイベントが開催された。来年(2026年)1月4日から放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)で、明智光秀役を演じる要潤と、丹羽長秀役の池田鉄洋がゲストとして登壇。雲一つない秋晴れの下、戦国ファンや地域住民らが多く詰めかけ、盛大に幕を開けた。
【画像】みんなで勝鬨「エイエイオー」ほかイベントの模様
安土文芸の郷公園の特設ステージに登壇した要は、「先程、人っ子一人いない、海かと思うような大きな琵琶湖を眺めながら会場に向かいました。今日の会場には人がいるのか心配でしたが、たくさんの方がいて驚きました」と笑顔であいさつ。安土町には『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』(2013年)の撮影で訪れたことがあると語った。
トークに加え、“戦国体験”として法螺貝・手裏剣・長槍にも挑戦。その場で法螺貝の吹き方を教わってさっそく試してみると、池田は「マヌケ音しか出ない」と苦笑しつつも音を鳴らし、要もかすかに音色を響かせた。山伏の実演を聞いて、要は「高低を巧みに使い分けた音色で、馬が駆けて来そうでした」と感心。池田は「もし本編で綺麗な音を出していたら、『アイツ吹いてないな』ってバレますね」と笑わせた。
手裏剣投げでは、「豊臣兄弟!大ヒット!」と叫んで投げるも、グダグダな展開となり、「このコーナーカットで!」とNHKの撮影クルーに冗談を飛ばす場面も。
長槍体験では、要が「洗濯物も干せる(笑)」と軽妙に語れば、池田は『元禄繚乱』(1999年)で槍の稽古をしたことを懐かしそうに振り返った。
イベントの締めくくりには、甲冑姿の武将隊とともに、滋賀ふるさと観光大使・西川貴教のキャラクター「タポくん」も登場。全員で勝鬨(かちどき)を上げ、場内は一体感に包まれた。
「戦国ディスカバリー 滋賀・びわ湖」キャンペーンは、2025年11月8日から2026年12月31日まで開催。豊臣秀吉や秀長、浅井三姉妹など、滋賀ゆかりの戦国武将・人物に焦点を当て、史跡巡りや体験型観光など多彩な企画が予定されている。