ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』12月5日より全国順次公開 (C) 2025 BORROWED TIME THE MOVIE LIMITED
1980年12月8日に銃弾に倒れたジョン・レノン。その命日を前に、レノンの生涯最後の10年間を追ったドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』が、12月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町(東京)ほかで全国で順次公開される。公開に先立ち、予告編、場面写真、そして本作に証言者として登場する12人のポートレートが解禁された。
【動画】『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』予告編
本作では、ジョン・レノンの生涯最後の10年間に焦点を当て、ビートルズ解散後も独自に進化を遂げ、革新的な音楽を生み出し、反戦運動の最前線に立つ姿を、未公開を含む膨大なアーカイブ映像と関係者の証言で構成。
予告編には、レノンの最後のアルバム制作に携わったミュージシャンやスタッフ、射殺当日にインタビューを行ったジャーナリスト、事件直後に病院に居合わせた報道関係者らが登場し、伝説となった彼の行動の裏に隠された真実を生々しく語っている。
中でも、実現しなかった1981年のカムバック・ツアーの詳細、改めて語られるジョンとヨーコの出会いや生活の全貌など、ファンにとって目新しい情報が満載。ジョンとヨーコの個人秘書でありプロダクション・アシスタントを務めたメイ・パンとの「失われた週末」、ポール・マッカートニーとの法廷闘争、薬物使用についての詳細も明らかに。さらにはグリーンカード取得のための苦闘、夫であること父であることの難しさなどについても語られる。
またポートレートが公開された証言者には、ビートルズ離脱のスクープを入手し、翌日にインタビュー予定だったレイ・コノリー、ポールがジョンについて質問したラジオパーソナリティのアンディー・ピーブルズ、自費でジョンをインタビューしたKFRCラジオプログラムディレクターのジェリー・ケーグル、暗殺された日にジョンをインタビューしたロックレポーターのローリー・ケイ、レノン暗殺の目撃者ロバート・モーガン。
レノンが運び込まれた病院にいたABCニュースプロデューサーのアラン・ワイス、さらには最初の妻であるシンシア・レノンの友人のヘレン・アンダーソン、ジョンの最後のアルバムのギタリストのアール・スリック、THE HIT FACTORYのジョンの最後のアルバムのアシスタントエンジニアであるジョン・スミス、1981年に予定されていた“カムバック・ツアー”のツアーマネージャー、ヘンリー“ザ・ハウス”スミス、Apple MusicのCEOのトニー・ブラムウェル、BBCとの契約について証言するボブ・ハリスらが名を連ねる。
あわせて公開された場面写真には、制作現場の緊張感や、レノンが創作に向き合う姿を捉えたショットが並び、命日を前にファンの関心をいっそう高めそうだ。
なお、公開を記念し、11月29日に東京・池袋の「ミクサライブ東京」の地下2階にある「Hall Mixa」にて、レノンの“原点”をたどる3作品の一挙上映とアフタートークの開催も決定している。
■午前10時の回
『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』
登壇者:藤本国彦(ビートルズ研究家)・川原伸司(音楽プロデューサー・作曲家)
MC:汐月しゅう
■午後0時5分の回
『ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実』
登壇者:藤本国彦(ビートルズ研究家)・朝日順子(音楽ライター)
MC:汐月しゅう
■午後2時30分の回
『NO ハンブルク NO ビートルズ』
登壇者:藤本国彦(ビートルズ研究家)・大村亨(ビートルズ研究家/ライター)
MC:汐月しゅう
料金:各作品1300円(税込)/3作通し券:3000円(税込)
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