舞台『じゃりン子チエ』幕開け
松竹創業130周年 大阪松竹座さよなら公演『じゃりン子チエ』が、15日に初日を迎えた。
【画像】舞台『じゃりン子チエ』初日イラスト、舞台の様子
『じゃりン子チエ』は、過去複数回舞台化されてきたが、令和になってからは今回が初めて。「ウチは日本一不幸な少女や」が口ぐせのチエが、正直で不器用ながら心優しい家族、友人・知人ら、そして猫たちに囲まれ、たくましく生きる姿が、世代を超えて、笑いと感動を生み出す。25日まで上演される。
初日は昼夜とも満員御礼。チエの母・ヨシ江が家出をする場面から始まり、チエの家族を中心に個性的な登場人物たちが活躍するものがたりに客席からはたびたび大きな笑いが起きるなど、盛り上がりとなった。
原作者のはるき悦巳氏も観劇し「素晴らしいキャスティングと演出で、あっという間の2時間半でした。できればもっと観ていたかったです」とコメント&初日イラストを寄せた。
■澤井梨丘(竹本チエ役)
「こうして無事初日を迎えられたのも、スタッフやみなさまのおかげだと思っています。『じゃりン子チエ』の物語に入って、しっかりチエちゃんを演じて、元気に頑張ります!」
■波岡一喜(竹本テツ役)
「精一杯楽しんでテツを演じ切りたいと思います。わしはやるどー!!」
■三倉茉奈(竹本ヨシ江役)
「チエのおカァはん、ヨシ江を演じます。地元大阪でこの役を演じられるのがとってもうれしく、ワクワクしています。キャスト、スタッフ一丸となって、楽しみたいと思います。皆様もどうぞ楽しんで帰ってください」
■赤井英和(花井拳骨役)
「歴史ある大阪松竹座のさよなら公演『じゃりン子チエ』を観劇して、感激して感動していただきたいと思います。私は今芝居してますけど、昔はシバいてました(笑)」
■山本浩之(お好み焼き屋のオッちゃん)
「ヤマヒロです。皆と共に初日を迎えられました。イカつさに迫力が足らないと思ったのでヒゲを書いていましたが、なんと生えてきました!」
■桐生麻耶(小鉄役)
「OSK日本歌劇団の桐生麻耶です。(この作品は)OSKのレビューでは言わない台詞ばっかりです。そしてOSKでは持たない小道具を持って演じています(笑)。楽しんで演じていますので、ぜひ観にきてください」
■桂南光(おバァはん)
「噺家の桂南光です。松竹座には、一門会などで何度も出演してますが、芝居で、しかも“おバァはん”て! 私73歳なんですが、今回初めての女方です。アクションシーンもあります。25日までですので、ぜひ観にいらしてください」