映画『果てしなきスカーレット』大阪舞台あいさつ(左から)芦田愛菜、岡田将生 (C)2025 スタジオ地図
長編アニメーション映画『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)全国キャンペーンの舞台あいさつが17日、大阪市内で行われ、声優を務めた芦田愛菜、岡田将生、細田守監督が登壇した。
【写真】芦田愛菜&岡田将生&細田守監督、関西弁が飛び交った舞台あいさつの様子
『時をかける少女』『サマーウォーズ』などの細田監督の最新作。テーマは“生きる”。王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、「死者の国」で再び、宿敵に復讐を果たそうとする今までの細田作品と一線を画す物語となる。
芦田が、主人公・スカーレット役。岡田は、スカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を演じた。復讐に燃え戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖という真逆な2人が死者の国を旅をする。
芦田と岡田の共演は久しぶり。芦田が「アフレコ現場でご一緒させていただいて、前回の共演の時は…」と言いかけると、岡田は「(前の共演の時は)嫌な役だったよね(笑)。でも今回はすごい、いいやつだったよね(笑)」と答え、2人から笑いが起きた。岡田は「聖は本当にいいやつなんです。前回と真逆で本当に良かったです」と続け、芦田も「いい思い出ができました!聖はすごくいい人です!!」と満面の笑顔だった。
細田監督は「アクションも非常に激しい部分があるので、プレスコとアフレコの両方でお二人の声を録らせてもらいました。特にスカーレットの声には、非常に迫力とすごみがあり、芦田さんの体からそんなすごみがどこから出るんだろうっていうぐらい、力のこもった声が、アクションシーンを盛り上げてくれていると思います」と証言。
さらに、真逆なキャラクターを演じた2人の様子を「お二人がブースに入って、一緒にお芝居している後ろ姿から、最初は対極なふたりが旅を通してだんだん近づく様子が、お二人のお芝居やたたずまいからも、伝わってきました。それが映画の中に、力を与えてくださっているなと、ぐっと来るものが何度もありした」と感動を語った。