特攻をテーマにした音楽劇を演じるお笑いコンビ「アップダウン」=霧島市国分中央3丁目
吉本興業のお笑いコンビ「アップダウン」が特攻隊をテーマに作った2人芝居の音楽劇「桜の下で君と」の公演が、鹿児島県の霧島市役所であった。約200人が観賞し、戦争の悲惨さを胸に刻んだ。
2人乗り飛行機「屠龍(とりゅう)」で知覧飛行場(南九州市)から特攻した29歳の教官と17歳の教え子を描いた物語。陸軍特別攻撃隊第45振武隊長の藤井一中尉(のち少佐)をモデルにした。7月31日に上演。コミカルな場面も多く、笑いあり涙ありの舞台となった。
2019年に初演され、全国で公演されている。霧島市国分の川勝絹代さん(67)は「史実に基づく脚本が秀逸。若い人にこそ見てほしい」と話した。