議場で黙とうする市議ら=薩摩川内市議会
鹿児島県の薩摩川内市議会は1日の本会議冒頭、8月24日に亡くなった京セラ創業者の稲盛和夫名誉会長に黙とうをささげた。同日始まった一般質問の前に市議25人と市幹部が、市の経済発展に貢献した故人に思いをはせ、死を悼んだ。
稲盛氏が社長だった1969(昭和44)年、同市高城町で県内初進出となる鹿児島川内工場を操業開始。増設を繰り返し、現在は4750人が働く。国内最大となる予定の工場棟も建設している。
黙とう前に田中良二市長が登壇。「川内工場の拡張は薩摩川内の展望を開くものである。稲盛会長の崇高な経営哲学と多大な功績に敬意を表し、心からご冥福をお祈りする」と追悼の言葉を述べた。