27日に実施される安倍晋三元首相の国葬について13日、鹿児島県関係の国会議員9人のうち、立憲民主党の野間健(衆院鹿児島3区)、村田享子(参院比例)の両氏は「出席を見送る」と述べた。自民・自民出身6人と無所属の1人は参列する。
南日本新聞は現職議員の出欠回答期限の同日、各議員や事務所に取材。野間氏は「法的根拠がなく、先日の閉会中審査でも政府説明は尽くされていない。国葬の対象基準もあいまい」。村田氏は「予備費の支出方法として問題がある」と指摘した上で「別の用務とも重なっている」と欠席理由を説明した。
無所属の三反園訓氏(衆院鹿児島2区)は出席すると回答。「総理の重責を長年担われてきた。生前から親交があり、最後のお別れをする」とした。
ほかに参列するのは、いずれも自民党の宮路拓馬(衆院鹿児島1区)、森山裕(同4区)、保岡宏武(衆院比例九州)、小里泰弘(同)の4氏。農相で参院の野村哲郎氏(鹿児島選挙区)は政府側の葬儀委員として出席、会派を離脱している参院議長の尾辻秀久氏(同)は「三権の長」の一人として追悼の辞を述べる予定。