「山中に遺体」 島根の火山研究家か、強風で収容できず 7月24日から行方不明 鹿児島・諏訪之瀬島

2023/08/02 07:08
落差283メートルの「白水の滝」=十島村諏訪之瀬島(同村提供)
落差283メートルの「白水の滝」=十島村諏訪之瀬島(同村提供)
 火山研究家の青木章さん=島根県出雲市=が7月24日から行方不明になっている鹿児島県十島村諏訪之瀬島の山中で29日午後0時半ごろ、「青木さんとみられる遺体が見つかった」と青木さんの登山仲間から役場に連絡があった。県警が遺体の収容、身元の確認を急いでいる。

 村役場によると、男性は山の斜面でリュックを背負った状態で倒れていたという。役場から連絡を受けた県警や県防災航空隊のヘリコプターが29、30日の両日、発見場所に向かったが、現場が山あいで場所の特定が難航。強風の影響もあり、遺体は収容できていない。

 青木さんは24日午後1時半ごろ、同島の「白水の滝」源流付近を一緒に調査していた男性2人と別れた後、連絡が途絶えた。同日午後4時20分ごろ、男性らが「1人はぐれた」と村役場に報告した。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >