特殊詐欺を防げ…「コンビニポリス」出動だ 16店舗を見回り、「顔の見える関係」で連携強化

2024/10/16 16:00
うそ電話詐欺への対策を学ぶコンビニ関係者ら=15日、指宿市十町
うそ電話詐欺への対策を学ぶコンビニ関係者ら=15日、指宿市十町
 鹿児島県警指宿署は15日、地域の防犯力を高め、特殊詐欺の被害を防ごうと「コンビニサポートポリス」を県内で初めて発足させた。管内のコンビニエンスストア16店に担当交番を割り当て、定期的に巡回し連携を強める。

 顔の見える関係を築き、店員らに防犯意識を高めてもらうのが狙い。発足式が同署であり、コンビニ3社の代表者らが出席。久木山茂署長は「官民一体で活動し、安心安全の確保と犯罪抑止の機運を高めたい」とあいさつ。防犯連絡ノートなどを贈った。

 セブン-イレブン指宿市役所前店で防犯訓練もあり、約40人が強盗への対処法やうそ電話詐欺被害防止の声かけを学んだ。同店の奥貞広オーナー(57)は「警察に相談しやすい環境ができればありがたい。従業員にも周知を図っていく」と語った。

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