鹿児島県内の70代女性にうその電話をかけ、通帳とキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出したとして、鹿児島県警組織犯罪対策課と霧島署は17日までに、詐欺と窃盗の疑いで本籍福岡県筑後市、住所不定、無職の男(25)を、窃盗の疑いで本籍同久留米市、住所不定、無職の男(30)を再逮捕した。
25歳男の再逮捕容疑は、2023年2月中旬ごろ氏名不詳者らと共謀し、警察官を装い、女性に「薬物事件で逮捕された者があなたの携帯電話や通帳などを持っている。あなたも容疑者になっている。調査のため通帳とカードを預かる必要がある」などと電話。2月17日、霧島市の屋外で通帳13通とキャッシュカード7枚をだまし取り、同17〜20日、同市と熊本県の4金融機関から現金計300万円を引き出した疑い。
30歳男は、氏名不詳者らと共謀し、同19〜28日、25歳男がだまし取った通帳を使い、佐賀や山口など4県の5金融機関から現金計340万円を引き出した疑い。
同課によると、女性が23年8月、霧島署に被害届を出していた。