審査場に入ろうと列を作る来場者=8日午前、霧島市牧園
3連休初日の8日、鹿児島県霧島市牧園の全国和牛能力共進会(全共)メイン会場は大勢の来場者でごった返し、牛の審査が行われる共進会エリアは入場制限がかかった。市内各地と会場を結ぶシャトルバスの乗降場にも長い行列ができた。
共進会エリアでは、種牛の部審査が始まった午前9時半ごろには入場待ちの人が審査場前に列を作った。運営本部は急きょエリア全体への入場に制限をかけたほか、来賓席の一部を開放して解消を図ったが、混雑は終日続いた。
シャトルバスの出発地点の一つ、霧島市役所近くの「お祭り広場駐車場」では最大で250人が4列になって並び、300台用意した駐車場も午前10時半ごろに満車になった。会場からの復路便も混み合い、鹿児島市の男性(78)は「30分ほど待っている。人が集まる時間帯は便の間隔を短くしてほしい」と話した。