鹿屋署は9日、0歳だった長男(3)を揺さぶり、重傷を負わせたとして、傷害の疑いで、鹿屋市大手町、父親で作業員の男(29)を逮捕した。「あやしても泣きやまず、いらいらした」と供述している。
逮捕容疑は、2018年10月24日ごろから同31日、当時住んでいた鹿屋市の自宅で、長男を抱きかかえて数回激しく揺さぶり、加療31日間の急性硬膜下血腫などを負わせた疑い。同署によると複数の医師が頭部を激しく揺さぶられたことで脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群」の可能性があると判断。今後、高次脳機能障害を負う恐れがあるという。
18年10月31日、男と妻が具合が悪くなった長男を病院に連れて行き、病院から連絡を受けた関係機関が翌月7日、「虐待の可能性がある」と署に通報。皮膚にはあざのような変色があった。長男は退院後、両親と離れて生活している。