使用済み紙おむつを再利用したはがき作りに挑戦する参加者=大崎町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅
「日本で一番ごみの少ないイベントを目指そう」を合言葉に、鹿児島県の大崎町SDGs推進協議会は同町のジャパンアスリートトレーニングセンター大隅で「OSAKINI Day 2023」を開いた。約200人がマイボトルや容器を持ち寄り、買い物や体験を楽しんだ。
同町での循環型社会を体験する催しとして7月22日に企画。使い捨て容器を使用しないよう、町内外の11店舗は、新聞紙を包装紙にした野菜販売やマイボトルへのコーヒー提供を行った。気候変動に関する講演や協議会の活動報告もあった。
紙おむつの水平リサイクルに取り組むユニ・チャームは、使用済み紙おむつから取り出したパルプではがきを作る体験を実施。同町での分別回収やそおリサイクルセンターでの実証実験もPRした。
廃棄家具をアップサイクル(創造的再利用)する企画に参加する東串良町の山中醤油専務、坂元健太郎さん(38)=大崎町=は廃材と植栽を組み合わせて展示。「SDGsの取り組みを知る機会になったのでは」。
植物のたたき染めを楽しんだ大崎小学校4年、東稀奈(ひな)さんは「自分でデザインを考えて楽しかった」と話した。