【俳優・迫田孝也のオモ語り】父子2代で国体参加。来年、鹿児島から「双子の大会」の佐賀・国スポへ〝バトン〟。歴史的にも深い縁。私、勝手に「交流隊長」!

2023/11/14 11:59
桜島が似合う男になるぞ!
桜島が似合う男になるぞ!
■「俳優・迫田孝也(鹿児島市出身)のオモ語り」=南日本新聞2023年11月12日付

 鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会に携わられた多くの皆さま、本当におやっとさあでした。2020年、いやもっと前から準備して、延期という選択を経てこの2023年に開催できたことは、鹿児島の皆さんが揺るぎない熱意を持って臨んだからこそだと思います。私も開会式への参加という貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。太陽国体で剣道に出場した父、そして今回の私と、親子2代で鹿児島で開かれた国体に参加できたことは、今後迫田家の呑(の)んかたで語り継がれていくことでしょう。

 でもね、困ったこともありました。恵俊彰さんや辛島美登里さんと楽しくトークして、東京に戻った翌日の朝の情報番組「THE TIME,」に出演した時のことです。一言目のコメントから思いっきし訛(なま)ってましてね。しゃべりながら自覚できるくらいの訛りですよ。ほんで焦れば焦るほど標準イントネーションが分からんごなりましてね。CMに入ってアナウンサーの皆さんに協力してもらってなんとか立て直したんですが、冷や汗でびっちょりでしたよ。アイツ訛っちょっどち気づかれた方もいたんじゃないですか? まあご愛嬌(あいきょう)っちゅうこっで笑ってもらえればハハハ。

 そして来年佐賀で開かれる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」とは九州での連続開催ということで双子の大会と呼ばれていましたね。オープニングセレモニーでは両県の踊り手たちが息のあった踊りで盛り上げてくれました。大河ドラマ「西郷どん」で江藤新平を演じたご縁もあり、10月は「さが維新まつり」にも参加させていただいたのですが、素晴らしい体育館もできていて来年へ向けて準備万端って感じでしたよ。

 鹿児島と佐賀は共に明治維新の立役者を輩出していますし、薩摩藩の島津斉彬と肥前佐賀藩の鍋島直正はそれぞれの母親が鳥取藩主・池田治道の娘なのでいとこ同士というつながりもあります。歴史だけじゃなく、文化、スポーツ、食、エンタメなど交流がもっと盛んになるといいですね。鹿児島もおいしいものがあふれているけど、佐賀にもいい酒のアテが多いんですよ。知ってました? しばらくは「鹿児島と佐賀の交流隊長」と勝手に名乗って両県を盛り上げていきます! 

 ともあれ選手の皆さん、関係者の皆さん、スタッフの皆さん、本当におやっとさあでした。

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